ちょっとシカゴ③ ー街歩きー

グルメ

ファーストクラスでのフライトは順調で、シカゴには定刻の8:40より少し前に到着。入国審査の行列もなく、すぐに外に出られました。

電車で市内に

アメリカの大都市は、鉄道が比較的整備されていて、ニューヨークやサンフランシスコ、ボストンなどとともに、シカゴも電車で空港から市内に出ることができます。ctaトレインという近郊鉄道のブルーラインで、ダウンタウンまで45分ほど、運賃は$5です。ちょっと前なら5~600円だったのが、今や800円超です。

ちなみに、一日券(24時間券)も$5なので、ダウンタウンのループエリアなど、その後の市内観光などでctaを1回でも使う場合は、一日券がお得です。

ダウンタウンの中心のループエリアは、良く米国映画に出てくる、高架鉄道が環状に走っているエリアで、まさにシカゴの中心。

これは次の日に撮った写真です

次の写真は、シカゴ川をはさんでループの対岸のマリーナ地区に建つ、トウモロコシのような高層ビルです。バートランド・ゴールドバーグという建築家の設計で、下部は駐車場になっている、珍しい構造のマンションです。

市内に着いたのは、11時前ぐらいですが、空の上から見たとおり、どんより曇って霧雨が降っていました。

ホテル

今回は、このループに近いところにあるヒルトン系のホテル、LondonHouse Chicagoに泊まりました。

1920年代の歴史的ビルと、隣接した近代的ビルを融合した、おしゃれなホテルでした。旧館のエレベーターホールは石造りの重厚な内装で天井には、凝った装飾が施され、

エントランスホールの天井も、装飾が凝らされています。

新館のエレベーターホールは、

モダンなシャンデリアが下がっています。
アメリカのホテルでは、時々出会いますが、エレベーターのボタンが、日本では出会わないタイプです。エレベーターホールには、このようなタッチパネルがあり、

行きたい階の数字やLobbyなどにタッチして、エレベーターを呼びます。すると、画面に、「Bのエレベーターが行く」というような表示が出ます。

エレベーターの中には、開く、閉じるのボタンと、非常通報のボタンしかありません。

指示されたエレベーターに乗ると、指定した階で止まります。他のお客さんと同じエレベーターになることもあり、ちゃんとそれぞれの階で止まってくれます。慣れるとなかなか便利です。

チェックインタイム前でしたが、幸い開いている部屋をアサインしていただき、部屋に入ることができました。この日は、シカゴ市内で一日自由に過ごすことができる日でしたが、機内であまり寝ていなかったのと、お天気がパッとしなかったので、しばらく横になることしました。

目が覚めると…

遮光カーテンを閉めて部屋を暗くして、2時間ほど寝ると、目が覚めました。カーテンを開けると、

ホテルの窓からの眺め

お天気が一変。空には青空が広がり、さきほどまでのどんよりした雲はどこに行ってしまったのだろうという、変わりぶりです。

一休みして元気も出て来たので、街歩きに出かけることにしました。私たち夫婦は、海外に出かけると、できるだけ徒歩や公共交通機関を使って街を歩き回るのが好きです。シカゴは、いわゆる観光地はあまりありませんが、ダウンタウンを中心に、新旧の高層ビルが入り混じって立ち並び、建築物を見て回るのが、ある意味観光の目玉という街です。

アメリカの大半の高層ビルが、ニューヨークのマンハッタンとシカゴにあるそうで、シカゴの摩天楼はなかなか見ごたえがあり、魅力があります。

シカゴリバー沿い

まずは、ホテル前のシカゴリバー沿いを、ミシガン湖に向かって歩いて行きます。湖とは言ってもほとんど海です。

川には、シカゴの街並みを船で見て回る、リバークルーズの船が走っています。少し歩いてからホテルのほうを振り返ると、

正面に、ガラス張りのひときわ高いモダンなビルがそびえています。ビルを拡大してみると、

黄色で囲んだところに、大きくTRUMPとあり、トランプ・インターナショナル・ホテル・アンド・タワーであることがわかります。2009年に完成した92階建てで、尖塔を含む頂上部まで415.1m、現在、全米で3番目の高さのビルだそうです。2001年にトランプさんが「世界で一番高いビルを建てる」と宣言。しかし、直後に9.11事件が発生し、規模を縮小。設計変更を重ねて、現在の形に落ち着いたそうです。

ちなみに、全米No.1は、9.11後に建てられたワールド・トレードセンタービル、2番目に高いのは、このシカゴにある、ウィリス・タワーだそうです。その後きわどい高さのビルも建っているようです(アンテナを含む、含まない、などで順位は変わるようです)。

トランプ・タワーの左、シカゴ川をはさんで対岸に立っている(黄色の矢印がさしている)ビルが、今回泊まった、LondonHouseの旧館です。

ネイビーピア

シカゴリバーの北岸に渡り、さらにミシガン湖のほうへ歩いていくと、ネイビー・ピアという、ミシガン湖に桟橋状に突き出た埋立地があります。

もともと、公共施設として造られ、レクリエーション施設や公園、公会堂などがあったそうですが、第2次大戦中は海軍が使用したため、ネイビー・ピアと呼ばれているようです。現在は、再開発され、観覧車や商業施設、ホテル、博物館、シアターやレストラン・カフェなど多くの商業施設があり、多くの観光客が訪れるスポット(といっても約1kmにもなりますが)になっています。横浜のレンガ倉庫あたりの雰囲気でしょうか。

観覧車があり、ここからシカゴ市街のほうを見ると、

摩天楼を眺められます。

5月のこの時期は、アメリカハナズオウという花が満開です。

ピアの先端まで来てみました。船着き場のターミナルビルです。

ピアの反対側からは、シカゴの摩天楼の続き(北半分)が見えます。

右のほうの、黒っぽいピラミッドを縦に伸ばしたような、ひときわ高いビルは、ジョン・ハンコック・センタービル。ファズラー・ラーマン・カーン というダッカ生まれのバングラデシュ系アメリカ人の設計によるもので、シカゴの代表建築のひとつです。このビルには、シカゴの街並みを一望できる展望台があります。

ネイビーピアを一周して、根元の入り口に戻ってきました。

ミレニアム・パーク

ネイビー・ピアから、ホテル前まで戻ってきて、トランプ・タワーの前の端を渡り、

シカゴ川の南側にある、フェアモント・シカゴ・ミレニアム・パークに向かいます。

かつては、鉄道用地で、レールなどの資材置き場となっていたところを、2000年ごろに公園として整備されたとのこと。その広大な公園のシンボルが、「ザ・ビーン」と呼ばれる、巨大な豆のような形をしたステンレスのピカピカのオブジェです。インド出身の彫刻家アニッシュ・カプーア作だそうです。

ところが、残念ながら、ビーンの周囲は整備のため工事中で、近寄ることができませんでした。お天気が良かったので、ピカピカに磨かれたビーンズに映る高層ビルの写真が撮れると期待していたのですが、残念。

金網の間にレンズが来るようにカメラを構え、こんな写真が精一杯でした。

これは、横から見たところですが、正面から見ると、門のように真ん中の下が開いていて、くぐり抜けることができるようになています。本当の作品名は「クラウド・ゲート(Cluoud Gate)つまり、雲の門というそうです。

公園の中には、リスなどもいて、

ヘーゼルナッツ・ペーストチョコのヌテラ(nutella)のパッケージを一心不乱にかじっていました。

腹ごしらえ

時差の関係で、夕方早い時間にはまた眠気が襲ってきます。早目の夕飯を食べることにして、食料の調達に向かうことにしました。

皆さんお察しのように、この円安の折、街中のごく普通のレストランやカフェに行けば、料理で$25~$30、ちょっとおしゃれなディナーだと$50がらみで、税金とチップ加えると$60超で、一人一万円近くの出費になります。東京なら、ホテルでディナーが食べられます。

そうでなくても、私たち夫婦は、海外に行くと、たいてい夕飯は地元スーパーで惣菜やパンなどを買ってきてホテルの部屋で食べます。

この日も、スマホで近くのスーパーを探し、半額のおつとめ品のターキーサンドを見つけました。

値札も大きいので、大きさがわからないと思いますが、結構なボリュームです。

ホテルの部屋に帰って、シャワーを浴び、コーヒーを淹れて、買ってきたサンドイッチを机の上に出してみると、

とてつもなく大きなサンドイッチでした。1ポーションで1食分に余るぐらいです。この大きさが3ポーションで$5弱は安い❣

お腹いっぱいになるころには、あたり暗くなってきました。ホテルの窓からの夜景は、

とても華やかできれいでした。時差もあって、この後早々に就寝しました。

次回は、シカゴの朝の散歩と、帰路便について紹介します。


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