さわやかニューヨーク⑦ ーアシアナ航空ビジネスクラス ICN-NRT編ー

グルメ

ニューヨーク旅行記も、今回で最後です。

長々とおつきあいいただきありがとうございます。

ようやく数日おきには涼しい(寒い?)日もあるようになってきました。暑い日と涼しい日の間は、必ず雨が降るので、週末のお天気が気になるこの頃ですが、忘忙庵にも行きたくなってきました。

ソウル(ICH)ではラウンジで一休み

ニューヨークからフライト時間15時間半、早朝5:10に着いた仁川空港では、4時間ほどの乗り継ぎ時間があります。まずは、シャワーでさっぱりしようと、アシアナ航空のラウンジに向かいました。

このエスカレーターを上がると、

かっこいいです。他のラウンジと同じく受付カウンターもありますが、ラウンジ入り口には、

会社のゲートのようなゲートがあり、搭乗券をかざすと扉が開いて入れるようになっています。韓国のデジタル化は、随所で日本より進んでいると感じます。ラウンジ内はこのような雰囲気です。

ラウンジに入るまえに、カウンターでシャワーを借りたい旨お願いすると、今いっぱいなのでと、呼び出し用のページャーを渡されました。

仁川空港のアシアナラウンジは、最近リニューアルさえたようで、とてもきれいですが、ずっと昔から、ライブラリー(図書館・書斎)がテーマになっているのは変わっていませんでした。

テーブル席もあります。写真はありませんが、ソファー席もたくさんあります。

写真の奥のほうに、なにやらロボットのようなものが見えますね。このようなものでした。(別のエリアで撮った写真ですが)

LGエレクトロにクスの、多分、サーキュレーター機能のついた空気清浄機だと思います。そばには、SAMSONGの掃除機も。ここは韓国だなぁっと感じます。

そうこうしていると、ページャーが音と光でシャワーの順番が来たこと告げました。

シャワーを借りる際は、ラウンジのゲートを出て、カウンターで搭乗券を預けて、代わりにシャワー室のICキーを借りますが、ラウンジ内にあるシャワー室に行くときは、搭乗券がないのでどうやってゲートを通ればいいのかな?と戸惑っていると、カウンターのお姉さんが多分、ボタンを押してくれて、ゲート全開にしてくれます。シャワーからカウンターに戻ると、顔パスでまたゲート全開💦

シャワー室はこんな感じです。

少し使い込まれた感じですが、広くて清潔で使いやすいです。

このあと、シンガポール航空ラウンジに移動しました。わざわざ移動した目的は、

往路で食べそびれた、カヤトーストとシュウマイをいただくためです。

ゲートでピンポン → A380元ファーストクラスシート

搭乗時刻の9:30になり、ゲートに向かいます。

搭乗ゲートで、航空券のバーコードをリーダーにかざすと、「ピンポーン!」となり、赤ランプが点灯。

私「ん?何?」

アシアナ航空のスタッフが、「1階のお席をご用意しました(英語)」とおっしゃいます。ん?

私「妻と一緒なんですが(へたな英語)」、

すると、後につづいていた妻も「ピンポーン!」、「1階のお席をご用意しました(英語)」

乗る機材は、2階建てのA380でしたが、ビジネスクラスは全席2階のはず。

もしや… という期待は的中。渡された搭乗券に印字された1階の1E、1F席に向かうと、

アシアナ航空A380の元ファーストクラスのエリアでした。

アシアナ航空はもはやファーストクラスの設定がなくなっており、ビジネス・スイートという呼び名で、ビジネスクラスの予約の人は、通常2万3千円払うと、空席があればアップグレードできるという運用になっていますが、今回は無償でアップ。

超ラッキーでした。夫婦別の予約だったのですが、ちゃんと、夫婦隣り合わせの席がアサインされていました。

元ファーストクラスのシート回り

A380の元ファーストクラスシートは、めったに乗れないので、シート回りを紹介します。

モニターは32インチ。

席の脇には開けるところがいろいろあり、

物入れ、テーブル、機内エンターテイメントのコントローラーが収納されています。

一番手元に近いところにも、USBとヘッドホンのジャックと、物入れがあります。

足元には、充電用のコンセントも完備。

通路とのパーティションの中には、ハンガーかけも。これは、ANAファーストクラスのANA Suitesも同じ構造です。引き戸のようなものがあり、閉めると完全に囲まれ、座った目線からは個室のようになります。

ANA Suitesの様子は過去のブログで紹介しています。

シートのすぐ横には、このような小さなディスプレイがあります。画面にタッチすると、

おっと、こんなところに、ファーストクラスのなごりがありました。

タッチパネルになっており、シート回りの照明のスイッチや

リクライニングや、シート全体の前後、座面の上下などシートの各部分の調節機能などがあり、体格が違う人が座っても、位置の決まったテーブルにばっちり合わせることができます。

往路の成田ー仁川で乗った古いA330ビジネスクラスのビジーなシートコントローラーと比べると、雲泥の差です。

A330の古い機材のビジネスクラスシートのコントロールスイッチ

旅の最後のフライトが、良い席になると、旅行全体の印象も良くなります。

最後の機内食は韓国料理をチョイス

席に着くと、CAさんがメニューを配り、

食事を何にするか、聞いて回ります。韓国発なので、迷わず韓国食をチョイス。

韓国食は、プルコギ栄養サムパブ。プルコギを新鮮な野菜で巻いて食べる、代表的な韓国料理で、アシアナ航空でもHPで一番に紹介している自慢の一品です。

仁川ー成田間は、フライトスケジュール上で2時間20分、地上滑走や離陸・着陸の順番待ちなどのロス時間があるので、実際の飛行時間は2時間弱、水平飛行の時間はせいぜい1時間ほどなので、水平飛行になるとすぐに食事の準備が始まります。

この区間は、テーブルクロスも省略。プレートにセットされたものが運ばれてきます。

プラスチックシートに巻かれた生野菜と、

プルコギ(ニンニクがたっぷり!)と、ご飯、

わかめスープ、

キムチ、フルーツのセットです。

野菜のカバーを外すと、

白菜やサンチュやレタス、えごまの葉、サニーレタス、ニンジン、グリーンチリ(辛くない!)など数種類の野菜が入っていました。

プルコギとニンニクとご飯を、野菜の葉に載せ、ちょっと甘みのある肉みそをつけて、野菜で包んでいただきます。これが、とても美味しいのです。ふだん、日本では目にしないような葉っぱもあり、それぞれ風味が違うので、最後まで楽しむことができ、とても美味しかったです。

綺麗に切りそろえた野菜をシートで巻いてあるなど、とても手がかかっており、アシアナ航空のサムパブにかけるこだわりを感じる一品でした。

シートもラッキー、最後の機内食もおいしく、大満足のさわやかニューヨーク旅行の締めくくりになりました。

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