4月に忘忙庵を開けに行ったばかりですが、ゴールデンウィークはまた海外に行ってしまいました。毎年ゴールデンウィークは海外旅行に出かけることが多いです。昨年は、ビジネスクラスからアップグレードしたファーストクラスでシカゴに行きましたが、
今年は、ワシントンDC。残念ながら、ANAのワシントンDC線にはファーストクラスの設定はないので、アップグレードされると「コックピット」になってしまう💦ので、最初からビジネスクラス確定の旅でした。
なにやら最近は海外旅行記のほうが多くなってしまいましたが、忘忙旅行ということで、別荘ブログを期待している方もしばしお付き合いください。
目的はスミソニアン航空宇宙博物館の本館と別館
ワシントンDCには、過去に2回行ったことがあり、今回は3回目。過去には、リンカーン記念館やワシントン記念塔がある公園、ナショナルモールの周辺、スミソニアン博物館群の中の航空宇宙博物館を見たり、フェンス越しにですが、ホワイトハウを見たり、国会議事堂などを見て回ったことがあります。
今回は、現地2泊と日程があまり取れなかったこともあり、じわじわと新しい展示が増えている、2003年にオープンした航空宇宙博物館の別館ともいえる、スティーブンF.ユードバーヘイジーセンター(Steven F. Udvar-Hazy Center)を見学することを主な目的にしました。
旅の始まりは羽田空港ANA Suiteラウンジから
ワシントンDC行きHN102便は、朝10時20分発。羽田空港でのんびり朝食をいただくべく、早起きして羽田空港に向かいました。
羽田空港の国際線ターミナルでは、顔認証が始まっていて、搭乗手続きの際あらかじめパスポートと顔画像を登録しておくと、以降の保安検査や搭乗ゲートではいわゆる「顔パス」で通ることができるようになっていますが、預ける荷物がない私たちは、オンラインチェックインを済ませておけば、カウンターに寄る必要がないので、保安検査場に直行。保安場の入り口でも、搭乗券をリーダーにかざせばよいだけなので、顔認証の必要はあまり感じていません。
保安検査場では別の問題が。ANAのHPからスマホに表示されるバーコードでは、保安検査場の入り口ゲートを通過できなかったこと。これは原因不明でしたが、紙の搭乗券のほうが読み取りがスムーズなようです。顔認証も良いですが、空港のデジタル化まだまだ改善の余地があるようです。
気を取り直して、ANA Suiteラウンジに向かいました。

朝食をいただくべく、ダイニングコーナーへ。
ビュッフェコーナーから、サラダ、スモークサーモン、チーズなどをいただいてきました。

チーズとスモークサーモンは、いつも楽しみにしています。そして、テーブル上には「お食事オーダーシステム」の表示があります。

ラウンジのWiFiにつないでバーコードを読み取ると、オーダーできるメニューが表示されます。大部分のメニューは固定ですが、一部、季節もののメニューや入れ替えがあるメニューもあります。
ラウンジでオーダーできるメニュー
ラウンジでオーダーできるメニューは以下のようになっています。まず、麺類。

そして、SUITE DININGのメニュ



季節ものでは、アサリと菜の花、桜エビのキッシュ、真鯛の粕漬け焼き、また、初めて見たメニューとして、ムール貝の白ワイン蒸しや、ハラールビーフカレーなどもありました。
ただのキッシュやANAカレーとだけ言うより、素材へのこだわりや季節感のある枕詞がついているほうが、非日常というか、特別感があってよいですね。
今回は、季節ものののキッシュと、初めて目にしたムール貝をいただきました。
浅利と菜の花と桜エビのキッシュとコンソメスープ(写っていませんでした💦)のセット。

アサリの出汁と桜エビの風味が良く効いたものでした。
そしてムール貝の白ワイン蒸し。

殻付きムール貝が白ワイン蒸しになっていて、お皿の底のスープはムール貝の出汁が白ワインと混じり、そこにニンニクが効いていて、スープに貝をつけながら食べると、とても美味しかったです。最後に残ったスープは貝殻ですくって、残さずいただきます。
妻は、いつも食べているサーモンいくら丼をチョイス。こちらも変わらず美味しかったようです。

ラウンジでは、非日常的なものを食べられて幸せです。
そして、食後のデザートにハーゲンダッツのストロベリーアイスをいただきました。

妻はクッキークリームです。

このほかに、バニラもあり、3種類から選べます。最近はハーゲンダッツのアイスもとても高くなってきたので、これもまた、非日常のありがたいサービスです。
搭乗時刻になり、ゲートに向かいました。

機材はボーイング787-8
NH102便の機材は、ボーイング787-8でした。いわゆるDream-Linerです。機材そのものは、かなり使いこまれた感じがありますが、シート類は更新されているようで、まだ新しいものでした。
ビジネスクラスは、いわゆるスタッガードの配列で、フルフラットにできるベッドでありながら、全席が通路に直接出入りできるもの。ヘリンボーンと並んで、ビジネスクラスの標準レイアウトとなっていますね。
ヘリンボーンのレイアウトは、以前のブログで紹介しています。

明るい時間帯の離陸・着陸なので、窓際の席を指定しておきました。内装は傷みも少なく、快適に過ごせそうでした。

ヘリンボーンのレイアウトに比べて、モニターまでの距離が長くとれるのがメリットでしょうか。後ろの席の方の足が入ってくる部分にサイドテーブルがあるのは、ヘリンボーンと同じです。

サイドテーブルのすぐ下には、シートのリクライニングのコントローラと機内エンターテイメントのリモコンがあり、

足元には、夜間足元を照らすフットライトのスイッチがあります。

モニターの下には、充電用のAC100VコンセントとUSBコネクターが用意されていました。蓋の部分がスマホの台のように使えるのでとても便利です。

備え付けのヘッドホンは、

ソニーのノイズキャンセリングlヘッドホンでした。

アメニティーは、英国王室ご用達のレザーブランドエッティンガー(ETTINGER)のポーチ、ただし、皮革ではなく布製です。

中身は、ANAのエコバッグと、AVEDAブランドのリップバーム、ボディーローションが入っていました。
いままで、旅行の時に持って行くUSB充電器やノートPCのACアダプター、USB充電ケーブルなどを入れるのに、ユナイテッド航空でいただいたアメニティーポーチを使っていましたが、大きさがちょうどよいので、今度からこのポーチに切り替えようかなと思っています。
ほぼ定刻にゲートを離れ、機は羽田空港の海側のC滑走路の南端に向かいます
離陸は渋滞
ANA、JALの離陸や着陸する機をを見送ったあとに、次は私たちの機の番というところまで来ました。ところが、

なかなか離陸しないな~、着陸する飛行機でも待っているのなぁと思っていると、機長のアナウンスが。
「ただいま、管制からの連絡によると、滑走路の点検が行われるということで待機の指示が出ています。あと10~15分この場所で待機する予定です。
とのこと。窓の外を見ていると、車が一台滑走路に入っていきます。

ちっちゃくてわからないですかね。この車が、滑走路の端から端まで走り抜けた後、ようやく離陸許可が出たようで、飛行機が動き始めました。
なにか、滑走路に落ちていたのでしょうか、それとも、鳥の群れでもいたのでしょうか? その間10分ちょっとぐらい、後ろをふり返ると、離陸待ちで大渋滞になっていました。

やっと離陸です
都心遊覧飛行?
C滑走路を北西に向けて離陸、まず、お台場上空通過。

レインボーブリッジとフジテレビが良く見えます。そして、豊洲市場を左手に見ながら、

高度を上げていきます。左にゆるく旋回していくので、都心がいつまでも左の窓から見えています。

真ん中少し上の緑のところが皇居、その手前は大手町日比谷のビル群ですね。左のほうのビル群は六本木と麻布台、虎ノ門あたりのビル群で、その左端にちっちゃく赤い東京タワーが写っているのがわかるでしょうか。一番奥のビル群が新宿副都心ですね。
一番手前の大きな敷地は、塩浜にあるJR東日本の物流基地と高速バスの基地です。
その後、北上して、スカイツリーも視野の一番手前に入ってきました。

一番右下にスカイツリー、左下の白い大きな建物が江戸東京博物館、右中ほどの白いのが東京ドーム、そして上のほうには、国立競技場の楕円形の屋根もかすかに見えます。最後に、新宿副都心越しに富士山まで楽しませていただきました。

あっという間ですが、都心を上空から見る遊覧飛行になりました。flightrader24で見ると、こんな軌跡(青い線)を描いていました。

水平飛行に入ると、CAさんが、ドリンクサービスとともに1回目の機内食のオーダーをとりに来てくれました。
離陸前後にいろいろあり、長くなってしまったので、次回以降、ビジネスクラスの機内食を紹介します。
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