冬場は忘忙庵に行かないので、海外旅行記が続いてしまいましたが、別荘ブログを読みたい方々、ようやく忘忙庵の季節がやってまいりました。
暖かい日が続くようになり、東京では夕方には雷が鳴るという、5月下旬ごろのようなお天気の日もある4月の週末、忘忙庵の小屋開けに行ってきました。
忘忙庵へ
仕事のあと、東京を夕方に出て、途中、スーパーで買い出しを済ませ、夕飯を河口湖インター周辺のファミレスで済ませて、夜、忘忙庵に到着。水抜きをしてあった水道の水出しをし、室内各所、特に水回りや給湯ボイラー、ストーブなどを点検。幸い水回りやストーブなどの異常はありませんでした。
カマドウマさん(小)は、相変わらず絶命した個体が多数あったため、掃除機で清掃したあと、車で待機していた虫がきらいな妻が入室。この日はお風呂に入って早々に就寝しました。
忘忙庵周辺のようす
翌朝、5時には目が覚め、忘忙庵周辺に冬の間に異常がなかったか一回りしてみました。
倒木が2本
この冬も、大きな樹が2本倒れていました。以前は秋の台風でたくさん樹が倒され、何万円もかけて撤去してもらったことがあります。
この冬倒れた樹は二本とも枯れ木だったようですが、どちらもそれなりに太い木でした。おそらく、関東各地で20m/s以上の風が吹いた2月13日の暴風で倒れたのではないかと思います。

一本は、隣家のきれいに手入れされているつつじのある庭をすれすれで回避。もう一本も、写真を撮ると隣家が写りそうな近さで、幸い隣家と反対方向に倒れたため影響はありませんでしたが、いつもひやひやします。
赤松の太い枝が落ちる
これも、多かれ少なかれ冬の間に起きるのですが、大きな赤松の枝が3本根元から折れて落ちていました。

ベランダの横には2本。そのうち一本は、ベランダの入り口に渡してあるプラスチックチェーンに当たり、真ん中から切れてしまいました。

もとは、奥のほうにあるように、ベランダの入り口にアーチ状にかかっていたものです。
これは、鎖を繋ぐパーツを使って復旧。

別のところにも、かなり太い枝が一本。

周辺にも太目の枝がたくさん落ちていました。これら赤松の枝は、おそらく雪の重みで折れたものと思われます。3月16日に、富士河口湖町で一日に22cm以上の雪が降ったとのことで、この時に折れたものでしょう。まだ、生なので重い枝をずるずると引きずって片づけました。
小枝の片づけ
一冬越えると、小さな枝もたくさん落ちていて、家のそばもこんな感じだったり、

こんな感じで、

ちょっとそこらを回って集めただけで、すぐにこんなになってしまいます。

これも、何回も拾って集めては土地の低いところに持っていくという作業をくりかえし、30分ほど歩きまわってきれいにしました。
朽ちて土にかえるのを待つという考え方もあるのですが、そのままにしておくと、初夏に草刈りをするときに、刈り払い機の刃が当たってはね飛んだり、回転が落ちて草刈りの効率が悪くなったりするので、片づけておいたほうが良いのです。
ブルーシート片づけ
冬の間ベランダ保護のため敷いてあったブルーシートを片づけました。一冬越すと、このように松葉や小枝がたまっています。

熊手を使って集め、

手蓑(てみ)を使って運んで片づけます。
ブルーシートのほつれ止めは失敗だった
落ち葉を片づけ、ブルーシートをたたんでいると、あることに気が付きました。

これ、なんだかわかりますか? 昨年の冬支度のときに、長年使ったブルーシートをあたらしい物にしたとき、ベランダの手すりの柱に合わせて切り込みを入れ、ハサミで切ったところがほつれないよう、シリコーンシーラントで縁取りをしておいたものが、ぺろぺろと剥がれてしまっていました。
幸いシートはほつれていないのですが、これでは先行きが心配です。調べてみると、ブルーシートの材質はポリエチレン(PE)で出来ているそうです。一方、シリコーンシーラントは、シリコーン系シール材を含めて、接着剤でつかない材質をセメダインのホームページで調べてみると、次の5つが代表選手と書いてありました。
・シリコーンゴム(SI)
・ポリプロピレン(PP)
・ポリエチレン(PE)
・ポリアセタール(POM、ジュラコン®,デルリン® など)
・フッ素樹脂(PTFE、テフロン® など)
フッ素樹脂やジュラコンなどは想像がつきますが、ポリエチレンもしっかり代表選手に入っていました。それにしても、仲間のように見えるシリコーンゴムも仲が悪く、つかないのですね。先に調べておけばよかった💦
ブルーシートの切り口をどうするか、宿題になってしまいました。強力補修テープかなにかで縁取りをするのがいいのでしょうか。
ブルーシートをたたんで、きれいになりました。

家の周りの落ち葉掃き
忘忙庵の周りも、落ち葉がたっぷり積もっています。

すっかり落ち葉で覆われたところを、熊手を使って落ち葉を集め、

手蓑で運ふことを繰り返し、地面が見えるまでがんばります。

別の所もがんばりました。

これで、葉っぱの中ででぬくぬくしていたカマドウマさんやムカデさんが家に入ってくるのはかなり少なくなるだろうと期待しています。
道路の落ち葉掃き
忘忙庵が面している道路も、冬の間落ち葉がたまってきます。これも、放っておくと、そこに草が生えてきてしまうので、熊手と手蓑を使って片づけていきます。


こちら側も


道路の落ち葉は下がまだ湿っていて重く、ここまでやると、もうへとへとです。
熊手も疲れた
夕方までかかって、ようやくひととおり落ち葉を片づけおわるころ、熊手を見ると、熊手の小指側?の指?を繋いでいる針金が切れて、何本かの指がばらけて曲がってしまっていました。

そこで夕食後に、夜なべで針金をよって開いた指?を留めて修理しました。

この作業は2度目で、材料の針金も前回の余りがあり、慣れたものです。
毎年、春の落ち枝、落ち葉の片づけ、初夏の草刈り、秋の樹の伐採などへとへとになる話ばかりで、別荘ってそんなに大変なの? だったらやめて、ホテルや旅館に泊まればいいのに、っと言われてしまいそうですが、別荘をお持ちの方はおわかりと思いますが、これもまた楽しみのうちなんですよね。
運動不足のわが身には、良い筋トレにもなるかと思っています。たまにですが💦
春のお楽しみはいちご狩り
今回も、毎春恒例のいちご狩りに行きました。今年は、勝沼の”The Little Bee”という、昨年オープンしたばかりの新しいいちご園です。じゃらんで見つけましたが、口コミの評判がとても良かったのと、今まで行ってよかったと思ういちご園が軒並み週末の予約を受けていなかったので、こちらを予約したものです。
車で勝沼インターからは10分ほど、勝沼ぶどう郷駅からは5分ほどのところにあります。大きなハウスの横に、大きな駐車場が完備されています。

こちらの階段を登ってハウスに入ると、受付があります。The Little Beeでは、いまやいちご狩りではスタンダードとなりつつある、一組1レーン貸し切り方式。4人家族だと2列貸し切りで、30分食べ放題。4月7日からは\2,000/一人でした。

最初に、授粉用の蜂についての説明があり、次にいちごの取り方の説明がありました。4品種育てているそうですが、案内されたレーンは”すず”という品種でした。

聞いたことがない品種でしたが、人気のある品種だそうです。中まで真っ赤な果肉です。

真っ赤に熟したいちごがたくさんなっていて、ところどころに、

こんなに大きくてとても甘い実もあり、熟れたいちごを探す必要もなく、甘いいちごばかりで30分もかからずおなか一杯になりました。毎年いろいろな農園にいちご狩りにいきますが、今まで行ったいちご園の中でも3本指に入る満足度でした。
忘忙庵の草木のようす
この日東京は25℃に迫る気温で少し暑いぐらいで、忘忙庵でも外は、

12.4℃、室内が17℃ほどでした。
忘忙庵の周辺の草木の様子は、春を告げるアセビ(馬酔木)が満開

いつもは、この時期に咲いている水仙はまだつぼみ。

そばには、フキノトウが食べごろサイズでした。また、初めて見つけたのですが、クロッカスのつぼみを見つけました。

昼過ぎには、花が開いていました。

今年の忘忙庵シーズン、少しでも忘忙庵が快適になるようにしていきたいと思います。
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