今までにあった、いろいろな災難⑤倒木編ー

草や樹木

東京の酷暑はお盆過ぎてもまだ続き、30℃でも涼しく感じるように体が慣れてきました。人間の順応力はすごいものです。

こんな酷暑のときこそ忘忙庵に行きたいのですが、諸般の事情でしばらくお預けなので、また災難の話の続きです。

以前のブログで、2018年の台風21号、24号の二つの台風による倒木のことを書きました。(その時の記事はこちらです)

今年(2023年)の台風7号では、西日本で大きな被害が出て新幹線が長く影響をうけるなど、大変勢力が強かったですが、山梨県は強い雨が断続的に降ったレベルでした。台風7号で被害にあわれた方には、お見舞い申し上げます。

ところで、木が突然倒れるのは、強風が吹いたときだけではないことを知りました。

突然太い赤松が…

2018年の連続台風の倒木から2年後の2020年の11月。冬支度に忘忙庵を閉めに行った時のことです。

ちょうど紅葉時期で、木の葉が色づき落葉して、だいぶ見通しが良くなってきたころですが。忘忙庵の窓から眺めていると、「ん?」なんだかいつもよりもっとすっきりした感じがします。

よーく見ると、茂みの中の直径30cmはあろうかという太い赤松が、根こそぎ倒れているではありませんか。

えっ? なんで? 風が強い日もなかったのに?
と思いながら、近くに行ってみると、根こそぎ倒れていますが根っこはあまり張っておらず、

先のほうは、隣の別荘の庭にまで達していました。

上のほうは樹皮がはがれてしまっています。

お隣の庭はだいじょうぶか?

お隣の別荘は、ご主人がこまめに庭の手入れをされていて、ツツジなどきれいに刈り込んで毎年見事な花を咲かせていたので、あせりました💦

幸い、ちょうど植木と植木の間に倒れたようで、植木に直接の被害はなさそうに見えました。不幸中の幸いでした。が、お隣との境目あたりにもともと自然に生えていたカエデは、写真のように無残に太い枝がばきばきと折れていました。紅葉がきれいなカエデだったのに…。

さすがに、この太さになると、チェーンソーを使ってDIYでかたづけるのは無理そうです。管理事務所の方に来ていただいて、状況を見ていただくととともに、お隣のオーナーへの連絡と、倒木の撤去の見積もり手配をお願いしました。

管理事務所の方が言うには、「この松は上のほうの枝がほとんどないので、たぶん松枯れで枯れていたんでしょうね。枯れて根っこから虫に食われて倒れてしまったんでしょう。」とのこと。

幸い、お隣のオーナーさんも、その後別荘に来て確認していただいたようで、「特に庭に被害はありません。冬場なので撤去も急がないで結構です」との連絡をいただきました。忘忙庵に行った時に、お互い庭仕事で顔を合わせた時に立ち話などしていたので、こんな時でもコミュニケーションはスムーズでした。

紅葉を楽しみに行った小屋締めでしたが、とんだ災難になりました。

冬の間に、管理事務所から撤去の手配をしていただきました。こんな感じで倒れていた倒木が、

春にはあとかたもなく片付いていました。

いろいろな災難があるものです。

最近、日本の南の太平洋上で、台風9号、10号ともうひとつ台風の卵の熱帯低気圧ができていて、8月末から9月上旬はトリプル台風となりそうです。大きな被害が出ないことを願っています。

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