忘忙庵は、冬は木々の葉も落ちて寒いばかりになります。厳冬期には最低気温がマイナス10℃にもなり、雪が降る年もあるため、ここのところは、冬場は行かないで、11月の紅葉のころ冬支度をします。
できるだけ紅葉がピークになる週末を狙って予定を立てています。
過去には、ばっちり週末に紅葉のピークになった年も、
ちょっと紅葉のピークを過ぎてしまった年もありました。
忘忙庵は、標高1000m以上のところにありますが、山中湖は980m、河口湖833mと標高差があり、紅葉のピークも数日から1週間ほどずれやってきます。
ここ何年かは、夏の猛暑と、その後も、温かいながらも気温が乱高下して、冷え込むタイミングいろいろで、紅葉の進み方を予測するのが難しくなっていると感じます。
気象協会の紅葉予測でも、「東日本、北日本では、平年より遅く、西日本は平年並みか遅くなる」となっていました。晴れる日が多いと、朝晩に冷え込み、紅葉が進むそうです。
さて今年はどうでしょう?
虫さんのようす
11月に入った金曜日の夜、忘忙庵に着いて中に入ると、前回10月は、特大のカマドウマさんが数匹という感じでしたが、今回は、少し小さめのカマドウマさんが多数(計20匹ぐらい、1/3は存命中。久しぶりにたくさんいました。ただ、存命中のカマドウマさんも、動きに活気がなく、足がのびっという感じに伸びていました。
例によって虫がダメな妻は、忘忙庵到着後、私が掃除機で床のカマドウマさんたちを吸い取るまで、車で待機💦 あらかた処置が住んでから、忘忙庵に入ります。
連休初日は大雨
今回は、冬支度なので、ベランダのブルーシートでの養生や水抜きをしますが、3連休の初日は、台風崩れの低気圧と前線の影響で、一日雨の予報だったので、室内の大掃除をしていました。
この日は一日中雨で、時折かなり激しく雨が降っていました。
床清掃 担当のブラーバは疲れ気味
忘忙庵の床掃除は、普段このブラーバ390jにおまかせです。
百均のウェットタイプのフローリング用シートをパットに取り付けて、
部屋の隅に置き、スイッチを押せば、あとは部屋の隅々まで拭き掃除をしてくれます。
幸い忘忙庵は、和室以外はバリアフリーで敷居やドアはないため、一気に床面を拭いてくれるので、とても重宝しています。
しかし、最近、バッテリーの持ちが悪くなってきました。ネットオークションで買った中古ですが、購入当初は、一番広いリビングダイニング、次に屋根裏、そして寝室と、1滞在中分、充電なしで拭けました。ところが、だんだんバッテリーの持ちが悪くなっていて、今シーズン初めごろは、リビングダイニングを掃除するのがやっと。
最近は、フル充電でも数分で力尽きてしまい、6畳のベッドルームを掃除しきらない状態なので、バッテリーの交換が必要なようです。
来シーズンのはじめには、バッテリーを新しいものに変えようと思います。
そして、ブラーバは、部屋の隅が苦手です。四隅や柱の出っ張りのところなど、どうしても拭き残りがあり、ほこりなどもたまりがちなので、手作業できれいにしました。
押し入れ壁の防湿
和室のフローリングDIYの時に気が付いたのですが、押し入れの床板、壁は、ベニヤ板一枚介して裏側は床下の空間とつながっています。そして、縁の下は土台の換気口を通じて外気とつながっているため、暖房をすると、冷たい空気に触れている押し入れの壁床は結露しやすく、カビっぽくなる原因となっていました。
畳からフローリングへのDIYの記事は過去のブログで紹介しています。
和室のフローリング化のときに、ついでに、押し入れの床、壁のベニヤ板を一度剥がして、根大の間に断熱材を挟んで、また、新しいベニヤ板で床・壁を張りなおすということも考えたのですが、かなりの大工事になるため、週末だけでやっていると、数か月はかかりそうでした。その間寝室が使えないのは我慢するとしても、押し入れの床・壁がない状態のときは、寝室が床下とつながっていることになりり、寝室が虫さんたちのパラダイスになる恐れがあったので、DIY断熱材入れはあきらめていました。
その代わりに、防湿のために押し入れの床・壁にクッションフロアを貼ることにし、昨年から、雨が降って、外の作業ができない日には、押し入れにフロアカーペットを貼るということを少しずつ何回かやり、最後の1面が残っていました(押し入れの天井部分はパスですが💦)。
この、右側の壁です。奥はすでに貼り終わっています。最初に、メジャーで縦横の寸法を計り、縦横5mm程度大き目にカッターで切っておきます。
押し入れだと、角が完全に直角でなかったり、辺が直線ではなく、曲がっていたりすることもあるので、残りの5mmは、現物合わせの調整用です。
次に、押し入れの壁に合わせながら、辺の湾曲や長さに合わせながら、ちょっとずつ切ってぴったりになるように調整します。
ちゃんと施工するならば、角のところにある細い角材(隅木というそうです)を外して、そのあとおおざっぱにクッションフロアを貼り、クッションフロアの上から隅木を戻すということをすれば、見栄えよく施工できるのですが、隅木を外すときには釘抜きを使うので、痛んでしまうため、新しい隅木用の角材を用意しなけれがばならないなど、それはそれで面倒なので、少々の見栄えは我慢して、隅木はそのままでクッションフロアのカットを精度よくやることにしました。
クッションフロアの固定に使うのは、これです。
周囲と、真ん中にあらかじめ貼っておき、剥離紙をはがしながら上からカットしたクッションフロアを張り付けていき、完成です。
奥の壁と色柄が違いますが、別のホームセンターで同じものが売っていなかったので…💦
まあ、普段は見えないところなのでいいでしょう。
換気扇のフィルター交換のはずが…
換気扇のフィルターが、いつ取り付けたか覚えていないほどつけっぱなしでした。幸い、2個入りで買ったフィルターの1個をとってあったので、そのフィルターを付けようと思い、袋の説明を読むと、「フィルターをはずし、まず換気扇周りをきれいにします」っとあります。
えっ? そうか、換気扇をきれいにしないと。フィルターを貼る両面テープの剝がれちゃうかもしれないし、予定になかったのですが、しょうがない、換気扇クリーニングをするか。と観念して、換気扇をばらしにかかります。かなり汚れたフィルターの両面テープをはがし、
これはもう、ダスキンやベアーズのレンジフード(換気扇)クリーニングサービスと同じです。
旧式なので、とても簡単です。羽根の真ん中の部分を手で(ゴム手袋必須)ねじってはずし、羽根を軸からはずし、周りのカバーも引っ張ってはずすだけです。工具は必要なし。Panasonicさんは偉いです。
あとは、カバーと羽根と真ん中のねじを洗って
乾かし、
元通り組み立てて、
フィルターを両面テープで張り付けるだけです。(完成写真を撮るのを失念💦)
そのほか、冷蔵庫の内部の棚などをきれいに洗ったり、システムキッチンの扉の建付けが悪くなり、扉どうしが干渉してしまりにくくなっていたので、
蝶番を調整して、スムーズにしたりなど、日ごろ気にはなっていたものの、つい面倒でそのままにしていたことを、がんばって片づけました、
洗面台のフッ素コート
洗面台も、忘忙庵竣工時の40年近く前のものをそのまま使っています。東京へ帰るときに簡単に雑巾で拭いて帰ったりしていましたが、虫さんたちなどの影響もあり、少しずつ薄汚れがたまっていたので、水栓の取っ手などをはずし、
まずメラミンスポンジ(いわるゆる「激落ちくん」)で汚れを落とします。
その後、よく乾燥させて、こちらのフッ素コート剤を
ティッシュに少し取って刷り込んでいきます。
ここのコート剤は、17年ほど前、自宅のマンションを引っ越したとき、新居でお願いした、フローリングのコーティング加工の時に、業者さんがサービスで水回りのフッ素コートをやってくれて、最後に、「これで数か月に一回コーティングをすれば今の状態をキープできます」と言って置いて行ってくれたものです。その後、数か月に一度コーティングするぐらいだと、まだボトル一本使いきらず、いまだに重宝しています。
コート剤をよく乾燥させたら、
ヘアドライヤーで温風を当てながら乾いたティッシュペーパーで磨いていくと、ピカピカになり、水をはじくようになるので、汚れが付きにくくなります。
本宅の洗面台でも使っていますが、フッ素コートすると、サーっと水が引いていくので、とても気持ちが良いです。
ベランダにブルーシートを敷く
連休2日目、お天気は一転、朝から快晴でした。今回の冬支度の一番の仕事、ベランダのブルーシート敷きです。
2年前にDIYリフォームしたばかりで、先月の滞在でオイルステインの上塗りをしたばかり。長持ちしてもらうには冬場のブルーシートが欠かせません。
朝飯を食べて、仕事にかかりました。まずは、ベランダの掃除。カラマツ(落葉松)の葉っぱとカエデの葉っぱがたくさん積もっています。
昨日の雨でまだ湿っていて、このままにしておくと、なかなか乾かず、ブルーシートを濡れたままのベランダに敷かなければならないので、まず落ち葉掃きから。
集めるとこんなに。
幸い、2日目はお天気が良かったので、朝のうちに掃除をしておいて午前中乾かし、午後にブルーシートを敷くことにしました。
今年は、15年以上使って、ぼろぼろになってきたブルーシートを新調することにしました。こちらが、新しいブルーシートです。
まず最初に、手すりの柱の部分を切り欠いて、床板を端まで覆うことができるようにします。現物の柱に合わせながらハサミで切り込みを入れていきます。
このハサミで切り込みを入れた部分が問題です。ブルーシートをハサミで切ると、しばらくは良いのですが、だんだん、切り口のところからブルーシートの繊維(青い紐)がほつれてきて、大変なことになってしまうのです。
以前は、ブルーシートを切らず、手すりの柱の内側だけを覆っていましたが、それだと、ブルーシートに覆われていなかった端の部分の床板が早く痛むため、今回の新調でなんとか端までブルーシートで覆うことを考え、ハサミで切った切り口のほつれ止めをしようと考えました。
折り返してミシンで縫うのが、一番確実のような気がしましたが、我が家にはミシンはないし、このためだけに、仮に中古としても、ミシンを買うのはなんなので、縫う代わりにシリコーン系のコーキング材を接着材のように切り口のところに塗っておき、ほつれを止めようという作戦です。
シリコーンコーキング材のクリアを使います。
見栄えは気にしないので、どんどん塗ってへらで平らにしていきます。1~2mmぐらいの厚みになるようにします。
30分ほどかけて、切り込みの縁にコーキング材の帯を作りました。これで、ほつれ防止になるといいのですが。
幸い、この季節にしては、温度も湿度も高かったので、30分後には少し硬化し始めました。まだ、半硬化状態ですが、ベランダに敷いてしまいます。
風でめくれたりするといけないので、ブルーシートのハトメの部分に、適当な端材で作った重りを紐でつるしておきます。
幸い3連休の2日目は、お天気も良くなり、無事新しいーブルーシートを敷くことができました。これで、ベランダの冬を迎える準備ができました。
今回も七輪バーべキュー
いろいろ冬支度の仕事を終え、夕飯は、またまた七輪でバーベキュー。といっても、肉野菜をあらかじめ七輪で焼いて、家の中でぬくぬくしながら食べるだけですが。ブルーシートめくって七輪の準備。
スモークチーズも並行して作っています。今日は、鶏むね肉の塊を焼きます。
分厚いので、片面10分ほど焼いて、裏返し。
おいしそうな焼き色が付きました。皮はぱりぱり、中はジューシーなさっぱり焼き鳥ができました。
紅葉はこれから
今年は、紅葉が多分1週間ぐらい遅いようです。朝0℃近くまで冷え込むころが見ごろになるはずです。忘忙庵周辺でも、ところどころ色づいたドウダンツツジやカエデがある程度。
多くのカエデや
広葉樹は、青々していました。
それでも、一番赤くなったカエデのそばで写真を撮れば、
ちょっと秋の深まった雰囲気が出たでしょうか?
富士山冠雪の便りも届き、忘忙庵もようやく寒い冬を迎えます。
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