今回の忘忙日記では、ANA NH102便のビジネスクラスの機内食の様子をメインに紹介していきます。
機内食メニュー
機内食のメニューです。私たち夫婦はアルコールは飲まないのですが、例によってお酒好きな読者の方のために、飲み物のメニューも紹介します。
日本酒と焼酎、

日本酒では、ニューヨーク近くのハイドパーク市にオープンした酒蔵で作られた獺祭(DASSAI BLUE Type35)、焼酎は、麦、芋がそろい、ロック、水割りなどおすすめの飲み方が書かれています。
そしてシャンパンと白ワインです。

白ワインはフランス・ブルゴーニューとドイツ・ヴェストホーフェンのものです。
続いて、赤ワインです。

赤ワインはボルドーとロワール、その他カクテルと、ウイスキーはサントリーの響と、碧Aoという、サントリーがもつアイリッシュ、スコッチ、アメリカン、カナディアン、ジャパニーズの5大産地の原酒を匠の技でブレンドしたものが出ていました。お酒を飲めなくても、味見をしてみたくなります。
そして最後に、ビールとデザートワイン、ブランデー、リキュール、ソフトドリンクです。

ソフトドリンクはだいたいいつもの通りです。紅茶はジョージ・スチュワートブランドで、茶葉が4種類から選べるので楽しみです。
そして、肝心の機内食メニューです。和食と洋食が選べます。和食は、

メインが、牛肉赤味噌煮。小鉢の雲丹、平貝、蟹身、翡翠茄子の生姜酢ゼリーがけというのもちょっと気になります。たぶん、妻が選んでいると思うので、後で感想を聞いてみることにします。
洋食のメニューはこのようになっています。

肉料理が牛フィレ肉のソテー、魚料理がイトヨリダイのスチーム、貝出汁クリームスープ仕立て。
ちょっと迷いましたが、肉料理をお願いしました。いつもの赤ワインのマデラソースだったら、あまり好みでないので、ソースなしで塩コショウで肉の味をっ楽しもうと思っていましたが、焦がしベーコンとケッパーのフォン・ド・ボー・ソースということで、焦がしベーコンに惹かれ、そのままソースありでお願いしました。
アミューズとアペタイザー
テーブルクロスがセットされ、

ドリンクのサービスとともにアミューズがサービスされます。

ドリンクは、スパークリングウォーターをいただきました。アミューズのムール貝のマリネは、ラウンジの白ワイン蒸とちょっとかぶってしまいましたが、こちらはマリネ。付け合わせのチーズがおいしく、楽しめました。

抹茶アーモンドのパイスティックは、かりかりでおかわりしたいぐらいおいしかったのですが、あとがあるので我慢。
続いて前菜です。

鯛のマリネとパセリソースとチキンエスカベッシュ。

左の鯛のマリネは、アスパラガスの上にベシャメルソース様のものが台になり、鯛がこんもりと盛られているように見えましたが、

フリルのレタスをどけて鯛を一切れ食べると、こんもりの中はクスクスとパセリ?を和えたものでした。美味しいのですが、一番上のメインの食材を食べると、その下は、比較的原価の安い食材が隠れている、というパターンが、ANAの機内食では時々見かけます。
座布団になっているのは、マッシュポテトだったり、トーストされたパンだったり、大根だったりします。
盛り付けに立体感を出す意図もあるのかとは思いますが、メインの食材を食べたあと、言葉は悪いですが、上げ底みないな感じで、なんというか、この「がっかり感」は、なんとも言えません。最初から見せておいてくれればそんなことはないのに、っと思ってしまいます。
座布団の部分も、美味しいのですが、こんなときこそ、ほんとはメインの食事をたっぷり食べたい、でも、お座布団も残さず食べてしまうのは、庶民だから?
右隣のチキンエスカベッシュは、

アジアン?メキシカン?何とも言えない、スターアニスが効いたような、どこかで出会ったアジアンか中華かのような個性的なハーブ・スパイス使いでこれはこれでおいしくいただきました。
ここで、CAさんが3種のパンが盛られたバスケットをもってきてくれました。桜の香りに惹かれて、桜ブレッドを選びました。

真ん中に、塩漬けの桜の花が載っています。ふわふわのパンでほんのり甘みがありますが、お食事パンで、あんこは入っていませ💦
メインは牛フィレのソテー
そしてメインは、

牛フィレソテーです。ナイフを入れると想定以上にやわらかく、焼き加減は、

ほんのりピンクが残るミディアムの焼き加減。芯まで熱々で心地よいものでした。やわらかく癖のないフィレ肉に、香ばしい焦がしベーコンとほんのり酸味が残ったケッパーがアクセントになって、こちらもおいしくいただくことができました。やはり、日本発の機内食は安定のおいしさです。
デザート
デザートは、ムースとチーズとフルーツからの選択ですが、チーズとフルーツをチョイス。ミルクティーを一緒にお願いしました。

チーズは、フレッシュチーズとセミハードチーズとブルーチーズの3種で、

ブルーチーズは、塩味が強いので、付け合わせのドライフルーツと一緒にいただくと、良く合います。私は、この中ではゴーダとかグリュイエールなどのセミハード系のチーズが一番好きです。
塩味の強いブルーチーズは、付け合わせのドライフルーツと一緒に食べると👍です。
そしてフルーツ。

いろどりがいいですね。
デザート一緒にいただいた紅茶は、ジョージスチュアートブランドのロイヤルコレクションというシリーズで、ヴィンテージ・アールグレイ、イングリッシュブレークファースト、ロイヤルデライト、カモミール(カフェインフリー)の4種から選べますが、まずは手始めに「イングリッシュ・ブレークファーストをミルクで」とお願いしました。

ティーバッグとともに、熱いお湯が注がれたカップと温めたミルクが提供されました。

水色がいいですね、ソーサーには、ANAオリジナルミルクチョコレートが添えられていました。このチョコレートも、なめらかで美味しいものです。日本発限定だそうです。
お腹も大満足、ワシントンDCまでまだ9時間ほどあります。フルフラットベッドにして、マットレスを敷き、横になりました。
フライト半ばでデザート
羽田を出て6時間ほど経ったでしょうか、お腹も落ち着いてきて、中間食でなにか食べようかとも思ったのですが、味噌ラーメンやおにぎりなどはちょっと重いなぁと思い、先ほどのデザートで気になっていた、柚子とホワイトチョコレートのムーズをいただいてみることにしました。

デザートと一緒に、今度は紅茶のロイヤルディライトという茶葉をお願いしました。

ロイヤルディライトは、バラの香りとともにほんのりローズマリーが香る、フルーティーで甘い香り(紅茶は甘くはありません)の紅茶でした。ミルクとも合います。
柚子とホワイトチョコのムースは、表面はただの白いムースの上に、生クリームで花のようなデコレーションがあるだけのように見えますが、

中は、スポンジの上に柚子マーマレードとクラッシュしたホワイトチョコが乗り、その上に柚子のムースが載った3層構造で、ムースは甘さ控えめ。マーマレードとホワイトチョコの甘みががアクセントになっている、良く考えられたスイーツでした。3層のバランスが良く、外観からは想像できない美味しさです。
街のケーキ屋さんのケーキでもそうですが、ムース系のケーキは、いちごのショートケーキやブラウニーなどと違って、外観からは味の想像が難しいので、ネーミングから味を期待して楽しむということになりますね。
デザートをたのしんだ後は、このブログを書いたり、また少し横になったりしているうちに、到着2時間半前となり、到着前の食事の案内がありました。
到着前の朝食
ワシントンDCへの到着は午前10時過ぎ。到着前の食事は朝食相当です。メニューを見ながらしばし悩みましたが、エッグベネディクトは少々重いかと思い、コーンスープと、コンチネンタルブレークファーストをチョイスしました。
最初に、イングリッシュ・ブレークファーストをお願いしました。

紅茶を淹れながら待っていると、コーンスープがやってきました。

濃厚でとてもなめらかなコーンスープです。ほんとは、コーンの粒々感がちょっとだけ残るぐらいのが好きなのですが、ここでわがままはいえません。そして、トレイに乗った朝食が運ばれてきました。

スライスチーズが2種類4枚、手前は生ハムです、そして大きなロースハム、ミニトマト、レタスとスライスキャベツが少々、パンは、ミニクロワッサンとナッツが入った小さめのハード系のパン、フルーツがセットになっていて、バターといちごジャムが添えられています。
パンにナイフで切れ込みを入れ、バターを塗って、ハム、チーズ、レタスを挟めば、カフェで売っているような立派なクロワッサンサンドになります。

パンに比べてチーズが大きくはみ出していますが💦
そして、もう一つのパンにも、具をはさみ、

こちらもバゲットサンド風です。軽めのおいしいコンチネンタルブレークファーストになりました。
ワシントンDC到着
朝食後、のんびりコーヒーを飲んでいると、

ほどなく着陸態勢に入り、ワシントンDCに到着。羽田空港での滑走路点検で20分ほど出発が遅れましたが、少し挽回して17分遅れの到着でした。
入国
ワシントンDC・ダレス国際空港の到着は航空機が到着するターミナルA、B、C、Dと、入国審査・税関があるターミナル(Inter national Arrival Building)は離れています。

https://www.united.com/ja/jp/fly/travel/airport/iad-map.html
ターミナル間の移動は、エアトレインか、モバイル・ラウンジという風変わりな乗り物で移動しますが、アライバル・ビルディングまでは、皆モバイル・トレインでの移動となります。
モバイル・ラウンジはダレス空港の名物で、このようなものです。

空港内を移動するためのラウンジバスなのですが、特殊な構造をしていて、航空機の着くターミナルと、入国審査のあるビルは床の高さが異なるために、昇降機能がついているのです。
飛行機の尾翼のようなものが2つ立っていますが、これはアンテナなのか、遠くからでも動きがわかるためか役目はわかりませんが、特徴的です。
飛行機を降りて、Arrivalの表示に従って歩いていくと、このモバイル・ラウンジに導かれます。100人ぐらいは乗れるでしょか。
バスが少し動いてターミナルから離れると、高さが低くなり、普通のバスように空港内を移動します。そして、インターナショナル・アライバル・ビルディング
のそばでまた少し高くなって、ゆっくり建物に連結して降りると、そこはもうすぐに入国審査場です。
あまり歩かなくてよいので、楽ちんです。
次回のブログでは、空港から市内への移動とホワイトハウス周辺の様子を紹介します。
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