ソウル(ICN)発ニューヨーク(JFK)往き、OZ222便の搭乗時刻9:20となり、ゲートに向かいます。
アシアナ航空に乗るのは久しぶり。しかも太平洋路線は初めて。機内食がおいしいことで定評のあるアシアナ航空での、長距離路線のビジネスクラスの機内食は、とても楽しみにしていました。
機材はエアバスA350-900
機材は、アシアナ航空で2017年から導入が始まった、エアバスA350-900。
その中でも新しい機材だったようで、まだ、シート周りの痛みもほとんどなく、ぴかぴかでした。シートはこんな感じ。
今では、ビジネスクラスのほぼ標準となった、スタッガード式の配列で、全席から通路に直接アクセスできます。
シートにはブランケットと枕が用意されていました。
サイドテーブルには、ヘッドフォン、スリッパ、アメニティーポーチ、ミネラルウォーターが置かれ、ヘッドフォン以外は持ち帰りOKです。
シートモニターは18.5インチ。
足先の部分は幅はあまりありませんが、フルフラットにして、足は十分まっすぐに伸ばせます。手元には、シートコントロールパネルと、機内エンターテインメントのリモコン。
機内エンターテイメントシステムは、Panasonic系の会社のもので、シートモニターとは別に、手元でフライトマップなどの画面を楽しむことができます。テーブルは、モニター横に組み込まれています。
機内食(ランチ)
離陸後水平飛行に移ると、間もなく、ランチの準備が始まります。
メニューが配られました。
例によって、アルコール類のページは私たち夫婦には用がありませんが、お酒好きな読者のために、写真で紹介しておきます。💦
カクテルです
ニューヨーク便らしく、カクテルには”Manhattan”なるバーボンベースのカクテルもありますね。
シャンパン、フランス、ドイツのワイン、
ポルトガル、オーストリアのワインがラインナップされていました。
それぞれ能書きが書かれており、ワイン好きの方はきっとどれを楽しもうか迷ってしまうのでしょうね。
ソウル発ニューヨーク往きなので、メニューは韓国語と英語のみ。この英語メニューが曲者で、主たる食材と料理方法はだいたいわかるのですが、なんと風ソースとか、なんとかピーノと言われても、知らないキノコだったり、知らないフレンチの料理名だったり、どんなものがでてくるのかわかないことが多いのです。
今回は、肉好きの私は牛フィレーステーキをチョイスしました。ソースもトリュフソースとわかりやすく、無難です💦
メニューの2番目のHalibutMeuniereは、並び順から多分魚料理と思われますが、メニューからはなにが出るのか想像ができず、家に帰ってから調べると、「おひょうのムニエル」白ワインとディル(ハーブの一種)のソースでした。これはこれでおいしそう。
テーブルがセットされ、クロスが敷かれて食事の準備が始まりました。
最初に出てくるカナッペは、カニのヴォル・オ・ヴァン(パイ)、ワサビアイオリソース添えです。
こたっぷりのカニ、さくさくのパイと、ほんのりワサビの効いたソースと、この一品だけでもアシアナ航空機内食のフレンチの実力がわかるものでした
次に運ばれてきたのは、焼きタコのサラダ、パプリカサルサ添え
スライスされた焼きタコとドライトマトのトッピングのサラダで、ちょっと辛味のある甘いパプリカのドレッシングがかかっています。
タコのうまみと歯ごたえがたのしい一品でした。
スープは、マッシュルームのポタージュ
マッシュルームをそのままミキサーにかけてスープにしたような、トロリと濃厚なポタージュスープ。マッシュルーム風味のスープは巷にたくさんありますが、この濃厚さは普段なかなか食べることのできない一品でした。
洋食のメインは、ビーフ・テンダロイン・ステーキ、黒トリュフ添えです。
仁川を出て1時間半ほど経って、ちょうど富山県上空あたりです。
分厚いステーキには、黒トリュフがトッピングされ、マディーラ・デミグラスソースがかかっています。マディーラとは、ポルトガル特産の甘みのあるお酒で、煮詰めたものは、フランス料理のソースによく使われるそうです。
焼き加減はミディアムレア。程よくピンク色。肉質は柔らかくおいしくいただきました。
食後には、チーズとフルーツタルトの盛り合わせ。
チーズは3種。テート・ド・モアンヌというスイスのセミハード系(写真奥、スライスされています)、ブリーという白カビチーズ(クラッカーに隠れてしまいました💦)、濃厚なアオカビが香るゴルゴンゾーラです。タルトの甘さと交互に楽しませてもらいました。チーズを食べていると、CAさんが、代わりばんこにいろいろな赤ワインを勧めてくれます。ワインを飲めないのが残念。
そして、最後は梨、リンゴ、オレンジのフルーツプレートで〆です。
緑茶もいただき、フルフラットにして休みました。
フライト半ば、アラスカ近くにさしかかったころ、ラーメンのおいしそうな香りで目が覚めました。
周りの韓国の方々は、かなりの割合で辛ラーメンなど、カップ麺(ちゃんと陶器のどんぶりで供されます)を食べていらっしゃいます。長距離線のフライト半ばの辛ラーメンのサービスは、アシアナ航空ならではのサービスで、かなり心を惹かれたのですが、ランチをたくさんいただいた後なので、お茶とデザートのグレープフルーツムースをいただきました(写真を失念💦)。
機内食(朝食)
そしてニューヨーク到着まであと3時間を切ったころ、朝食の準備が始まります。
朝食も洋食にしました。パンは、いろいろある中から選べるのですが、パンはクロワッサン、フランスパンなどのなかから、チェリーのデニッシュをセレクト、。
最初に、アプリコットジャムがトッピングされたヨーグルトが運ばれてきました。
そして、フルーツプレートです。
ほんとはオムレツの後にフルーツをいただきたかったのですが、出てきてしまってからでは時すでに遅し。
朝食のメインはチーズオムレツです。
オムレツがサーブされると同時に、CAさんが、ウスターソースやマヨネーズ、韓国の辛みそコチュジャンなどが乗ったバスケットを持ってきて、たぶん「どのソースになさいますか?(韓国語)」私が「英語でお願いします(下手な英語)」と言って言い直してもらい、理解したものの、オムレツに合うソースは見当たらず、私、「塩、コショウで食べるのでいいです」。
すると、しばらくして、CAさんが、「あなたが必要だったのはこれね!」と持ってきてくれたのは、これでした。ボトルごと置いて行ってくれました。
そう、ケチャップを待っていました😃
朝食を食べながら、機内エンターテイメントで、ニューヨークを舞台にした映画「ゴーストバスタース/フローズンサマー」を見ました。ニューヨーク市公立図書館などニューヨークの街がたくさん登場し、期待が盛り上がります。
このシーンは、公立図書館まえの獅子の石像にゴーストが乗り移って、主人公たちに襲いかかるシーンです。
そうこうしているうちに、降下が始まり着陸態勢に入りました。
JFK国際空港へのアプローチの途中、マンハッタンの摩天楼を遠目で見ながらの着陸となりました。
JFK国際空港からは、エアトレインと
ロング・アイランド・レイル・ロード(LIRR)を乗り継いで、
マンハッタンの真ん中、グランドセントラル駅に向かいます。
今では、LIRRも地下鉄も、ごく一部の路線・区間を除いて、普通に通勤の人や買い物などお出かけの人が乗っており、怖い雰囲気は全くありません。みんなが電車を利用するのが当たり前になってから、マンハッタンの渋滞もかなり緩和されたように思います。
JFK空港から1時間ほどかかって、グランドセントラル駅に着きました。こちらの駅も、いろいろな映画のロケで使われたりした由緒ある建物です。
降り立ったマンハッタンは、昼過ぎで気温22~23℃と、しのぎやすく快適な陽気。ここから、ニューヨーク街歩きが始まります。
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