チャンギ国際空港での乗り継ぎは5時間あまり。余裕の乗り継ぎ時間なので、ラウンジでのんびり過ごすことにしました。
チャンギ国際空港第3ターミナル シンガポール航空ラウンジ
シンガポール航空の第3ターミナルのラウンジはターミナル中央部近くのエスカレーターを上がったところにあります。この巨大なデジタルサイネージの横に入口があります。

最初に、シドニーまでの夜行便に備えてシャワーをお借りしました。
順番を待たずにすぐに使うことができました。
シャワー室には、シャワーブースと、

洗面台には、歯ブラシやシェーバー、ドライヤーなど備えてあります。

トイレもあります。

ひげを剃りシャワーでさっぱりしたあとは、軽く腹ごしらえ。
もちろん、大好きなシンガポール料理のラクサです。オープンキッチンのラクサコーナーで注文すると、シェフのおじさんが手慣れたしぐさで具と麺を温め器に入れたあと、ラクサのスープを注ぎ、

完成です。

大きなエビ、ウズラの卵、さつま揚げのようなものなど具が2個ずつ入っています💛
そして、搭乗までまだだいぶ時間があるので、もう少しラウンジ食の味見を。

チーズ、シュウマイ、エビ餃子、ビリヤニのような、なんとかライスというごはんとカレー、焼きビーフンなどシンガポールっぽい料理をちょっとずついただきました。
最後にフルーツを少々。

その後は搭乗時間まで、このブログなどを書きながら過ごしました。
夕方には、ラウンジはかなりの混雑になります。最初は十分にあったTWGの紅茶のティーバッグも

補充が追い付かないなどだいぶざわざわしてきます。
ハブ空港の乗り継ぎ時間帯ということで、多くのシンガポール航空の便が到着、お客さんがそれぞれ思い思いの乗り継ぎ便に乗り換え、一斉に各方面への便が離陸する時間になると、ラウンジは夜8時ごろに落ち着いてきて空席が目立つようになります。
SIN-SYD SQ221便 ビジネスクラス 機内の様子
シンガポールからシドニーへ向かうSQ221便の機材はエアバスA380-800、総2階建てです。2階席がすべてビジネスクラスになっていて、いわゆるヘリンボーンの配置です。その中でも、通路のすぐ後ろの3列は、前の座席の影響がないため、足元が広々していて、中央の並びの席はダブルベッドのような使い心地になります。
ヘリンボーン配置については以前のブログ記事で紹介しています。(記事の中ほどです)
このダブルベッドの席は、予約時はシンガポールのフリークエント・フライヤープログラムの上級会員にしか座席指定できないようになっていますが、出発の48時間前のチェックイン開始のタイミングで空席があれば、その他の予約客にも開放されるようです。
このフライトでも、チェックイン時に後ろのほうですが1か所並びのダブルベッド席に空席があり、座席指定することができました。

横並びの席は近いため、会話もストレスなくできます。足元は、

横幅いっぱいに広々としていて、さらにその下には、左に靴置き場、右には機内持ち込みサイズのキャリーバッグなどが収納できます。こちらは777-30ERの窓際席ですが、エアバス380でも窓際席は似たような構造で、足元は狭くなります。

ちなみにA380では、中央部分のオーバーヘッド・ビン(荷物棚)がなく、頭上も広々しています。
座席の通路側には、

リクライニングの操作スイッチ、機内エンターテイメントのリモコン、ヘッドホン端子、充電用USB端子、読書灯、鏡などがコンパクトにまとめられており、サイドテーブルの下に、折り畳みテーブルが収納されています。
ユニバーサルタイプのACコンセントがモニター脇にあるのだけは、少々使い勝手がよくありません。

オレンジ色の枠の中にコンセントがあります。
夜行便なので、アメニティーは、

スリッパと靴下、アイマスクがセットされ、後からイヤープラグ(耳栓)も提供されました。
SIN-SYD SQ221の機内食
出発準備の中、CAさんから、最初のカナッペ(おつまみ)のサテ(シンガポール風焼き鳥)の時の飲み物の注文とメインの料理の確認がされました。
機内食メニューは座席のマガジンラックにセットされており、ディナーのメインは以下のような内容でした。

そしてデザートは、

Google翻訳にかけるとこんな感じです。

Canape(カナッペ)がなぜか「ソファー」になってしたりしていますが、だいたいどんな料理か想像できます。
デザートとパンです

定刻の20時40分少し前にドアが閉まり、離陸。
水平飛行に移ると、ほどなくシンガポール航空の定番カナッペ、サテが運ばれてきました。

東南アジア風のスパイスに漬け込んだ焼き鳥に、たっぷりの甘辛ピーナッツソースがかかっています。奥の楊枝に刺さった付け合わせは、生の辛い玉ねぎ💦ときゅうりでした。
飲み物は、

シトラス・ディライトという、オレンジジュースとトニックウォーターのカクテル(ノンアルです💦)をリクエストしていました。ソフトドリンクの中では甘すぎず好きなものです。
前菜は、スモークサーモンのケッパー添え、セロリと赤リンゴのサラダキュウリ添えです。

スパイスやハーブの粉がふられた大きなスモークサーモンに、セロリとリンゴのマヨネーズサラダが載っています。セロリは、日本のものと比べて香りはやさしく、リンゴとともに触感を楽しむというもの。

スモークサーモンは特大が3枚。贅沢な前菜です。
そして、メインは、メニューにはないオーストラリア産Wagyuのテンダーロインステーキです。シンガポール航空のビジネスクラス事前予約Book the Cookのメニューから予約していました。Book the Cookについては、以前のブログで詳しく紹介しています。

オーストラリア産の和牛フィレ、クオリティーは十分で、日本の霜降り和牛肉に比べれば赤身という感じですが、柔らかく肉の味をしっかり楽しめるステーキでした。
この時、隣の妻はBook the Cookで、チキンの煮込み料理を予約していました。

こちらも、柔らかくほろほろに煮込まれていておいしかったようです。
デザートには、3種のチーズがの載ったチーズプレートを。

一番手前にあるのは、レーズンとくるみを混ぜて固めたもので、チーズとよく合います。
そして、フルーツプレートをいただきました。

ぶどうと、大きなアメリカンチェリーが甘くておいしかったです。
妻のデザートは、

同じくフルーツプレートに、ヴィエネッタ・バニラアイスクリーム(和訳では、「チョコレートの削りくずの層の上にソフトアイスクリームの波が流れ落ちる???」)
ビエネッタは最近、森永の「ビエネッタ バニラ」が今年の3月31日で販売終了になるということで話題になった、薄いチョコレートの層がバニラアイスの中にあって、ぱりぱりというチョコの食感が楽しいアイスクリームケーキです。(産経新聞の記事より)
妻は、嬉しそうに食べていました。スイーツもなかなか楽しいものです。
シンガポールからシドニーまでは、8時間ほどのフライト。この後は座席をベッドにして3時間ほど熟睡しました。

到着前の朝食
爆睡していると、隣の妻に揺り起こされました。
眠気をふりはらって目を開けると、目の前にCAさんが来ていて
「朝食は何になさいますか?卵料理ですか?それともミ・ゴレンにしますか?(ていねいな英語)」と聞かれました。
私は、事前に朝食メニューをチェックするのを忘れており(なので写真を撮るのも失念💦)「ん?」とっさにメニューを開くも、英語しかないので??? 仕方なく、Chiken(鶏肉)の文字が目に入ったほうを指さして、「ジス・ワンプ・プリーズ(下手な英語)!」
サーブされたのはこちら。

シンガポール風焼きぞばのミ・ゴレン(「ミ」は麺、「ゴレン」は焼くの意味)の上に蒸したチキンのスライスが載っており、そばには、レモングラスの茎におそらく魚のすり身がまかれて揚げた、ちくわ状のものが添えられていました。
この”ちくわ”に、レモングラスのさわやかな風味がついてアジア感満載の焼きそばです。麺はドリンクがなければ食べられないほど、のど越しに抵抗がありますが、添えられている甘いソースとともにこれぞシンガポール航空といった朝食でした。
シドニー到着
定刻より20分ほど早く、朝7時20分ごろシドニー空港に着陸。快適な空の旅を終えて、イミグレーションでは到着便が重なり15分ほど並びましたが、シドニーに着きました。

次回からは、いよいよ「オーストラリアの忘忙庵」の紹介です。
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