さわやかなニューヨーク旅行から帰り、暑かったり寒かったりする東京ですが、10月半ばの週末に、また、忘忙庵に行ってきました。
目的はベランダのオイルステイン塗り
今回の忘忙庵行きの最大の目的は、3年前から足掛け2年かけてDIYで補修した、ベランダのオイルステイン塗りです。
ベランダのリフォームの様子は、以前のブログで紹介しています。
屋根のないベランダは、陽ざらし、雨ざらなので、寿命は10年と言われていますが、DIYでできるだけ丁寧に床板の張り替えをし、この後2年に一回はオイルステインを上塗りすることで、15年は持たせようという作戦です。
準備
最初に、掃除から。
この季節、ベランダには、落葉松(カラマツ)の葉が落ち始め、松ぼっくりや、風の強い日に折れた枝などが落ちています。塗装作業の前に、きれいにしておきます。
資材
用意するものは、こんなもの。
ビニール手袋、オイルステイン(キシラデコール)、ペイントうすめ液(刷毛や塗料容器を洗います)、塗料容器、ハケです。いずれも2年前にベランダをリフォームをしたときの残りです。
塗装作業
作業は簡単。ひたすら塗るだけです。
塗装は「上から」が基本です。手すりから塗り始めました。
手すりは、床板ほど簡単にすげ替えができないので、長持ちしてもらわないと困ります。裏面まで丁寧に塗っていきます。
続いて、床板にとりかかります。
塗り始めから
だいぶ進みました。
手すりと床板部分は終わりました。続いて、幕板部分
そして、ステップ。
ステップも、大工さんが作ったちゃんとしたもので、簡単には作りかえられないので、ていねいに塗っていきます。こちらは、リフォーム前からの15年超のものです。
もう一つのステップは、こちらもリフォーム前からのもので、ホームセンターで買ってきた枕木2本です。
枕木は、買って来たたまま、何も塗ったりしていないのですが、さすが枕木、すこし朽ち始めていますが、まだまだしっかりしています。土台のブロックの周りの土が雨で緩んで、ステップが傾いてしまったので、あとで直しておくことにします。
一気に作業をして、3時間ほどで、上塗りが終わりました。
不要な木の伐採
続いて、枯れてしまった木を伐りました。
忘忙庵には、建てた当初に、ドウダンツツジをたくさん植えていましたが、20年以上、あまり手入をせずにいて、大きくなりすぎてしまったので、8年ほど前から毎年少しずつ上から切り詰めて、小さくしていったのですが、強い剪定に耐えられず、枯れてしまったものが何本かありました。
こんな感じです。下のほうに、夏の間に、要伐採の印に緑のマスキングテープが巻いてあります。こちらの木も。
これぐらいなら、枝切り用の手鋸で簡単に切れます。
Before-Afterの写真です。
さっぱりしました。
夕食は、炭焼きトンテキ
ベランダの塗装をした日は、まだ塗料が生乾きで溶剤の匂いがしたのでベランダは使えず。翌日の夕飯に、ベランダで、コンロを使って炭焼きトンテキをつくりました。
材料は、厚切りの豚ロース。
筋切りをしておきます。
コンロに、炭熾しをかけ、炭に火を付けます。
着火剤のようないまどきの物は使いません。
ベランダにコンロをセット。
右にあるのは、火消し壺。ご存知ない方も多いと思いますが、コンロなどで使い終わり、まだ火が残っている炭を入れると火が消えて、次にまた使えるようにする炭火時代の文明の利器です。火消し壺を使うと、全部の炭を完全に灰になるまで有効に使いきれるので、経済的ですし、残り火を燃え尽きるまで放置したりしなくて済むので安全です。
今では、キャンプ用に金属性の「火消し缶」や、炭熾し・火おこしと一体になった、「炭火起こし&火消し缶」なるものもあるようですが、陶器の壺なら外側はあまり熱くならないので、使いやすいです。キャンプに持って行くわけにはいかないですが。
炭火がいい感じになってきました。
バーベキュー開始です。
最初は、脂身の部分を網にあてて、網に脂を付けて、焦げつきにくくします。そして、焼き始め。
炭に脂が落ちて煙が出ますが、がまんがまん。遠火の遠赤外線で、中までじっくり焼いていきます。片面7~8分ぐらいかけていきます。裏返すと、
いい感じに焼き目が付きました。もう片面も6分ほど焼きます。
豚肉なので、中まで火が通ったことを確認。ほんのりピンクが残る理想的な焼き加減で、完成。
これが、今晩のメインのおかずです。炭焼きの香りがして、適度に油が落ちて、遠火なので表面はかりかり、中は柔らかくジューシーで、とてもおいしいトンテキになりました。
季節の花など
10月半ばの忘忙庵、ほとんど花らしい花は咲いていませんが、ミズヒキが、あちこちに咲いていました。
そして、しばらく雨が続いたあとだったので、
いままで忘忙庵で見たことのない、キノコの大群が発生していました。食べられればいいのですが、知識がなく、怖くて食べる気にはなりません💦
今年は、猛暑で寒くなるのが遅いですが、忘忙庵の紅葉はいつごろだろう?と気をもんでいます。
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