ベランダのDIYリフォーム① ー解体作業ー

DIY

今回から、何回かに分けてDIYで改修を進めているベランダについて書いていきます。

現在改修しているべランダは、忘忙庵新築当初の少々手狭だったベランダを、18年前に少し広げて新しく作ってもらったものです。

ベランダはもって10年

2004年にベランダが老朽化してきたため、取り壊して新しく作り直しています。そのときに、工務店さんから「屋根のないベランダやウッドデッキは、もって10年位」と言われていて、少しでも長持ちさせたいなら、

  1. 2年に一回ぐらい、オイルステインを塗るメンテナンスをする
  2. 雪が降って湿ったままになる冬の前に、ブルーシートをかけおく

が良いと教えてくれました。そこで、3年に一回ぐらいはオイルステインを塗り、毎年冬ににはブルーシートをかけて春にはずす、ということを守ってきました。

それでも、12年経った2016年には、一部の板が朽ちて抜けてしまいました。ちょうど、屋根の縁から雨だれが落ちるところの痛みが激しいのと、もう一枚、ふわふわになっている板が一枚あり、DIYで床板2枚を交換しました。

こんな感じです

2016年夏のようす

DIYは嫌いでないし、父親のときからぼちぼち買いそろえていた電動工具(丸のこ、ドリル、ドライバーなど)や大工道具もあり、夏に一人で忘忙庵に行き、楽しみながら腐った板をはがして、張り替えをしました。

さすがに17年経つと…

それから5年後、ベランダを新調してから17年になる2021年、かなり痛み目立つようになり、

2021年夏のようす

屋根から雨が落ちるこの辺りは、やはり痛みが激しくボロボロで、足で踏むと簡単にこわれてしまいます。

そして、ついに板が腐っているのに気付かず、私が板を踏み抜いてしまいました。ここです。

踏み抜いた穴。右足がはまりました

体重がかかっていて、ひざまではまり、すねを打ってたんこぶのように大きくはれ上がってしまい、心配になって現地で医者に診てもらうはめに。骨折などの大事には至りませんでしたが、ベランダをこのままにしておくと、いつまた踏み抜き事故がおきるかわかりません。これが契機になって、ベランダの板を全部張り替える決心をしました。

業者にお願いするか? DIYするか?

ベランダを新調したときは、基礎からだったので、かなり費用がかかりましたが、張り替えでも、古い板をはがして解体する作業や、上張りの下の骨組みの部分が痛んでいたら、そこも直しながらやらなければならないので、”新築”に近いぐらいの費用がかかりそうでした。相場は、使う資材の木のグレードや、天然木にするか、アルミや人工材(木目調の樹脂など)にするかでかわりますが、㎥あたり2万円~5万円ぐらいだそうです。

費用もそうですが、忘忙庵に行く楽しみの一つはDIYの日曜大工。これはまたとないチャンス!と、自分でやろうと決心。たかがベランダ、されどベランダ。椅子や机をつくるのとはわけが違い、家の一部だと思うとあまりいい加減なことはできません。まずは、勉強から。

ベランダの構造は?

ネットで色々調べると、ベランダやウッドデッキのDIYの記事はたくさんあります。中でも、こちらのサイトは大変参考になりました。

ふんふん、束石があって、束柱があって、その上に大引き、そして根太までが骨組みで、その上に床板が貼ってあるのね、なるほど一番上に張ってあっても「床板」なんだ、などど感心・納得。

ただ、問題がひとつ。ベランダを作ってもらったときの図面がありません。全体のサイズや手すりの高さなどの簡単なポンチ絵はあるのですが、当時の見積もり書などを」ひっくり返してみても、図面が見当たらりません。そこで、自分で図面を起こすことしました。

そのためには、各部材の寸法がわからないといけませんが、床板や幕板はいいですが、根太や大引き、束柱などは、床板の下に隠れていて測りようがありません。

まずは解体から

それでは、まずは床板をはがすところから始めます。

用意した道具です。

実は、手持ちのくぎ抜きは、一番左のものだけでした。しかし、長年の雨風にさらされてさびついた長さ7cmほどの釘は、このくぎ抜きでは少し浮かせることはできても、小さすぎてそれ以上歯が立ちません。

そこで、急遽近くのHardOffに行って、一番右の大きなハンマーを見つけ、\500で買ってきました。柄の長さが50cmほどあり、錆びたくぎでも、てこの原理でなんとか抜くことができます。これで解体できるめどが立ってきました。

最初に小さいほうのくぎ抜きの柄のほうで釘の頭を浮かせ、

浮いた頭に、大きなハンマーの釘抜きをかけて、一気に引き抜きます。

それでも、結構な力が必要。釘の本数は600本余りと大量にあるので大変。少しずつ解体を進めました。

昨年7月に解体をはじめ、週末何回か忘忙庵に行くたびに少しづつ解体を進めて、9月になんとか解体を終えることができました。

結構な体力を使います。大工さんは大変な仕事をしているのだとよくわかりました。ベランダ張り替えは、2年がかりになりそうです。

次は、資材の準備です。(つづく)

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