ベランダのDIYリフォーム③ ー大工さんはえらいー

DIY

去年、ベランダのDIY改修を思い立ち、月1~2回週末に通って床板をはがして骨組みだけにするのに1シーズンかかり、今年(2022年)の春になって、いよいよ補修工事を始めます。

まずは資材調達

4月のとある週末、まず材料を調達するために、東京から軽トラックをレンタルして行きました。現地近くのホームセンターのレンタルトラックを借りる手もありますが、最初は、いろいろな資材を調達する必要があり、1つのホームセンターでは資材がそろわないと思ったからです。

東京を午後出発。カインズホーム、ケーヨーデーツー、くろがねやと3軒はしごして材木などを買い、忘忙庵に着いたのは、もう暗くなるころでした。

ベランダの床板になるSPF材は、どのお店も常時在庫しているのは10本ほどで、中には節に大穴が空いていたり、大きくひび割れていたり、そりが大きいものなど、使えないようなものもあり、1店舗で6~8本ぐらいしか買えなかったりします。今年は、木材市場がまだ不安定で、どのホームセンターも、大量発注には応じられませんという張り紙がしてあったりします。何回かに分けて調達する必要があそうです。また、週末1泊、2泊ではさほど作業も進まず、このぐらいの本数がちょうど良いのかもしれません。

明日から本格着工です。

まず、外壁から

昨年、一部朽ちたベランダの床板をはがすと、束柱や大引き、根太も一部とはいえ、かなり傷んでいることがわかりました。また、床板をはがして初めて、家の外壁でベランダの床板に隠れていた部分も、かなり傷んでいることがわかりました。この様子は、前回のブログをご覧ください。

外壁は、もとはカラマツの外壁用の下見板でしたが、ホームセンターでは同じものが手に入らなかったので、ほぼ同じサイズのレッドパイン(赤松)の無垢フローリング材を流用することにしました。1枚売りがあるので好都合。耐久性は、防腐塗料を塗った上にオイルステインを重ね塗りして補うことにしました。

問題の箇所です。

before

防腐剤を使います。

傷んでいるところにも、補修用の板にもたっぷり塗り込みます。黒っぽい色になります。

さらに、キシラデコールを塗ります。

外壁が痛んだ部分に、塗料が乾いた板を張り込み、こんな感じになりました。

防腐剤を塗った部材の色がちょっと違うのはご愛敬。どうせベランダを貼り終われば見えなくなりますから。💦

束柱、大引き、根太の補強

次は、ベランダの骨組みにとりかかります。

最初は、作業台づくりからです。大工さんよく、10mm厚ぐらいのコンクリートパネルで造った組み立て式の作業台、「ペケ台」(上から見ると×なので(笑))を使いますが、今回は、ベランダからはがした廃材がたくさんあるので、それを使って仮の作業台を作ります。

見栄えは悪いですが、1本10kg以上ある材木を何本も載せるので、筋交いを入れて頑丈に作りました。こんな風に使い、丸のこでのカットや塗装の時に使います。

1本、ひどくねじれてしまった材木がありました。確認不足でした😢 短いパーツの材料にします

次は、骨組みの補強したい部分に合わせて、材木をカットしていきます。床に使う材料がわからなくならないよう、使う場所に並べてしるしをつけていきます。

そして、組付ける前に塗装します。組付けてしまうと、重なり部分や裏側が塗装できません。

そして、骨組みの補修部分に、ドリルで下穴をあけて、コーススレッドで固定していきます。2本合わせて使うところは、接着剤をタップリ付けて組み立てていきます。

白く見えるのは、接着剤です。

接着剤は、人気のゴリラを使いました。強度抜群、耐水性で屋外もOKという優れものです。

今年は、4月の週末とGWともにお天気に恵まれ、作業がはかどりましたが、毎日、材木を運び、寸法を測り、丸のこで切って、塗装をして、組み立てていくと、丸のこや電動ドライバーなど電動工具を使っていてもへとへとになります。

家一軒を建ててしまう大工さんは、力と技・繊細さを併せ持っていなければならない、すごい人だということが身に染みてわかりました。

いよいよ次回からは、床板にとりかかります。

4月の最初に行ったときには、甲府盆地のいちご狩りなども楽しみながら、ぼちぼち進めていきます。
いちご狩りの様子は、以前のブログで紹介しています。

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