車の話 ーレンタカーで忘忙庵ー

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我が家は、車を持っていません。駐車場代があまりに高いので、20年近く前から車を持つのをやめ、レンタカー生活をしています。幸い、徒歩圏内に、ニッポンレンタカーの営業店があるので、忘忙庵もレンタカーで行っています。

レンタカーのメリット・デメリット

レンタカーのメリット

・車を買わないで良い
・定期点検、車検、オイル、ワイパーなど消耗パーツの費用がかからず、維持の手間も不要
・洗車や車内の掃除をしなくて良い
・用途に応じて、軽トラ、乗用車、ワゴン、ハイブリッド、トラックなどを選べる
・年式は様々ですが、乗用車でも軽から外車までいろいろな車に乗ってみることができる

レンタカーのデメリット

・予約が必要。思い立って「よし、これから忘忙庵に行こう」などということが難しい
・営業所の営業時間の制約がある
・毎回満タン返しをしなければならない
・借りるたびに車種が変わり、運転し始めは少し戸惑う。特にナビの機種が変わると戸惑う
・基本的には、車種クラスの指定のみで車種は当日お店に行くまでわからない。
・車種の指定は追加料金がかかる
・同じ車種の中でもたいてい下位グレードになるため、オートエアコンでなく、マニュアルエアコンだったり、クルーズコントロールがついていないことが多いなど、快適装備は不十分
・連休や夏休みなど混雑する時期は、早めに予約しないと、希望のクラスが満車だったり、予約がとれなかったりすることがる


それでも、ニッポンレンタカーの場合は、軽トラックでも指定すればナビやETC車載器も全車に標準装備されていて、大きな不自由を感じることはありません。

ガソリン代が気になる

最近の円安で、ガソリン代は高止まりですね。そのため、ガソリン代と燃費は毎回気になるので、忘忙庵に行くたびに、レンタカーの車種と走行距離と何ℓ給油したか、そしてガソリン単価を記録していたので、グラフにしてみました。

最近4年間のレギュラーガソリンの単価は、このようになっています。ガソリンは、はぼ毎回レンタカーの営業所近くの特定のセルフスタンドで入れています。

燃費も気になる

レンタカーは、たいてい、~1500ccクラス(トヨタYaris、ホンダFit、ニッサンNoteなど)か、たまに1500cc~1800ccクラス(カローラツーリング、スバルインプレッサなど)の予約を入れていますが、時々、「5人乗り乗用車おまかせクラス」という、ちょっと割安なプランのときもありました。

さて、気になる燃費ですが、車種別に集計すると、このようになっています。レンタカーなので、いずれもグレードは最低かそれに近いものです、

何回も乗っている車種は、箱ひげ図になっています。

渋滞にはまったり、高速の通行止めがあったり、忘忙庵から御坂峠や甲府精進湖線を越えて甲府盆地に行ったり、細かいパターンは違うので、バラツキはありますが、おおむね300km~400km走行。急加速や、高速を100km/hを大きく超えるスピードでとばすような運転はせず、穏やかな運転と思います。

そんな条件での結果です。

やはり、~1500ccクラスのNote、Vitz、Yaris、Swiftの燃費の良さが目立ちますね。Noteはある回は、25km/ℓに迫る燃費が出ています。ミラージュもいいです。また、1500ccながら、ハイブリッドのカローラフィールダー・ハイブリッドの、22km/ℓも光っています。

それに比べ、1500ccガソリン車の、カローラツーリング、インプレッサ、1200ccでハイブリッドでなかったソリオは、いずれも15km/ℓに届いていません。

トヨタのRIZEは、1000ccインタークーラーターボのグレードのためか、~1500ccの料金で借りられまましたが、1800~2000cc相当の一回り大きなSUVの車体で、車体の大きさわりに、20km/ℓと比較的良い燃費をたたき出しています。これは、安く借りられるという点でラッキー。ただ、1回しか当たったことはありません。

ひとつ、意外だったのは、軽のキャリィです。軽なのに、燃費はかなり悪く1500ccクラスよりちょと良いというレベル。確かに、ギア比が高く、高速で流れに乗ろうとすると、かなりアクセルを踏み込まなければならずエンジン音もうるさいです。

各メーカー、各車種、それぞれ個性があります。

さて、これから各車種に実際乗ってみた感想を書こうと思いますが、その前に、レンタカー生活になる前は私がどんな車のオーナーだったかを書いておこうと思います。

私の車遍歴

参考までに、学生時代に免許をとってから、次のような車をそれぞれ10万km近くずつ乗り継いでいます。最初は、ホンダファンでしたが、最後に乗ったレガシーで、スバル車の魅力に目覚め、「もっと早くインプレッサかレガシーに乗っていたら、その後もすっとスバルになったのではないか」と思っています。

シビックGL 2ドア 1972年発売

1200cc、車重690kg、69psと軽量できびきび走るが、さすがに非力なので5人乗ると重たい

フロントディスクブレーキ
4輪独立懸架
ブローバイガス還元装置(ホンダCVCCになる直前の世代です)

など、当時としては画期的な技術が投入され、新車で50万円台でした。

プレリュードXZ(E-AB)5速マニュアル 1982年発売

当時のカタログより

2代目プレリュード。いわゆるデートカー。全幅1.690m×全高1.295mのワイド&ローのフォルムに惹かれた。当時画期的だった液晶パネルインパネのXXは高くて手が出ず

外観では、リトラクタブルヘッドライトと、シングルアームワイパーが特徴

1829cc 車重965kg(まだ軽い!) 125ps


前輪は、レースカーで良く使われるがFFでは難しかったダブルウイッシュボーン式を、アーム先端を2股に分けてその間を動力シャフトを通す方法で実現。低いボンネットを実現していました。

ワイドボディーなので、山道のコーナリングでも安定しており、登りではさすがにアクセルオンで、アンダーステアを強く感じますが、下りはとても快適にコーナリングできました。

当時新車で180万円ほど

アコード インスパイアAG-i (E-CB5)1989年発売 

チョロQは発売されませんでした

初代のインスパイアーです。
チョロQは発売されませんでした😢
この車になって、ちょっと大人になった気分。この車から、ATに乗るようになりました

1996cc 160ps 車重1280kg。F1のホンダV10エンジンを縦に2つ割りにしたといううたい文句の直列5気筒エンジンを、縦置きにしたレイアウトは、バランサー効果もあり静かでよく回り、長時間の高速道路を快適に走れる車でした

当時の価格で226万円。今でも程度の良いものは150万円ぐらいの値段がついています。

レガシーツーリングワゴン3.0R (CBA-BPE:4代目レガシーツーリングワゴン)2004年発売

チョロQは、ボンネットにエアインテークがあるので2.0ターボですね

インスパイアーに10年10万km乗って、買い替えるとき、スカイラインGTと、レガシーツーリングワゴンの2ℓターボ、3ℓ自然吸気、思い切ってアウディーA4クワトロのどれにするか迷って試乗を繰り返した末、パワーと静粛性のバランスが良く、レガシーに決定。

3.0ℓDOHC24バルブAVCS+ダイレクト可変バルブリフト、2999cc、250ps、車重1490kg。めったに回しませんでしたが、5000rpm以上では、圧倒的パワーでした。

2ℓターボもパワフルで良かったのですが、サスペンションが固すぎて、快適性がいまいちで却下。

3.0Rは、「静かで速い」が魅力、雪道でもスイスイ走れる車で、この車で水平対向エンジンとフルタイムAWDのスバル車の魅了を知りました。320万円ぐらいだったでしょうか。

スバル車の、ハンドルやシフトレバー、ワイパー、ウィンカースイッチなどの遊びの少ないかちっとしたフィーリング、アクセル、ブレーキや操作スイッチのレイアウト、長時間座っても疲れず、ホールド感のある少し硬めのシート、クルーズコントロールのアクセルワークの自然さ、風切り音の小ささなど、スバルのエンジニアによって繊細にチューニングされていることがわかり、ドライバーの感覚を裏切らない車でした。スバルファンがはまってしまうのが良くわかりました。

さて、話をもとに戻して、レンタカーで借りた様々な車種の印象をまとめておきます。

ちなみに、私はどのメーカーとも利害関係はなく、感想はあくまで個人の印象です。でも、メーカーや車種の好き嫌いはあります。

レンタカーの車種別インプレッション

ここでは、良い点、気になる点を各車種についてあげてみたいと思います。

メーカー車種グレード良い点気になる点
トヨタ Vitz F
(1000cc)
軽くコンパクトで取り回しが楽小型軽量なのでやむをえないが、遮音性能は良くなく、高速などでエンジン音や走行音がちょっとうるさい。
トヨタ       Yaris
1.0L・CVT
安定感のあるフォルムで、実際走行安定性は抜群。トヨタ車全般に言えるが、シートの座り心地が良く、シート・ハンドルの位置のアレンジがしやすい
きびきび走ろうと思えばレスポンスは良い
のんびり走れば燃費は良いが。山道や市街地では意外に燃費が悪くなる
トヨタ カローラツーリング G
クルーズコントロールが標準装備で慣れれば使いやすい。Vitz、Yarisに比べてエンジン音・走行音も静か。荷室も広く折り畳み自転車も載せられる
内装の質感も良い
燃費がもう少し良いとうれしい
トヨタカローラフィールダーハイブリッドハイブリッドだけあって同クラスの中で燃費は抜群に良い
「5人乗り車種はなんでも」で当たれば超ラッキーだが、まず当たらない
充実の安全装備
ハイブリッドは、レンタル料金が高い
ガソリン代が\170/ℓに上がっても1日1000km走らないと元がとれない(これは無理)
トヨタRAIZE X
1.0ℓターボ
「5人乗り車種はなんでも」で当たった車。~1500ccクラスの料金で1800~2000ccクラスのSUVの乗り心地が味わえる
インタークーラーターボでエンジンパワーは十分
低グレードだったので、マニュアルエアコンなど、内装が全体にプアー
車格かグレードのせいか、あまり高級感がない
トヨタROOMY
グレード?
運転席の目線が高く、視界が良い
運転席・助手席もスライドドアで、床も低く、狭い駐車場でも乗り降りが楽
シートの座り心地がいまいち。長時間や山道の運転では、もう少し左右のサポート感がほしい
日産Note X
1.2ℓ
燃費よしシート、特にヘッドレストの形のせいか、運転姿勢が前かがみになるような気がする
そのせいか、ハンドル、シート、ペダルのレイアウトになんか違和感
ホンダFIt
1.3ℓ
or1.5ℓ
可もなく不可もなく今となっては理由が不明だが、燃費のばらつきが大きかった。年式により排気量の差があるせいかもしれない
スバルインプレッサ
1.6i
よく言われるが、車体がしっかりしていて、高速や山道での安定感抜群
スバルアイサイトは、アクセルワーク、ブレーキの加減が絶妙にチューニングされ、自然に加減速してくれる。スバルのエンジニアのこだわりを感じる
トヨタのクルーズコントロールより上
排気量が1.6ℓなのでしょうがないですが、燃費が…
マツダマツダ2可もなく、不可もなくあまり印象に残らない車でした
スズキSwift XG燃費もそこそこ良く、きびきび走る
全車速追従アダプティブクルーズコントロールが標準装備
ハンドル、インパネ周りのとシートのレイアウトが、なんとなく違和感。中心線がずれている? 最初、4ドアの後ろ扉の取っ手がわからなかった💦(慣れれば問題なし)。変な色が多い?なんとなくいつまでも乗り慣れない車だった
スズキSOLIO
1.2ℓ
視点が高く、窓の上下幅が大きいので、抜群の視界。荷室も大きく、4人家族で遊びに行きたくなるような車グレードのせいもあるが、インテリアの質感がいまいち
三菱ミラージュ燃費よし
その他は可もなく、不可もなく
あまり印象に残らない車でした
ダイハツキャリィ
スタンダードCVT 2WD
いわゆる軽トラック。荷台サイズは、1,940×1,410なので、910mm×1820mmのコンパネなども平置きできる特殊用途なので、特になし。
(レンタカーにはありませんが、4WDに、UVカットカラスや荷台照明などがついた「農用スペシャル」という、グレードがあるんですね!)

思ったことをいろいろ書いてしまいましたが、レンタカーでは特に小排気量のクラスでは、同じ車種の中でもグレードの高い車はないので、その車種の印象を語ってしまうのは少々無理があるかもしれません。あくまでレンタカーを借りるときの参考にということでお読みいただければと思います。

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