今日も忘忙日記にご訪問いただき、ありがとうございます。
前回まで、3回にわたり実家の玄関ドアDIY補修の話で横道にそれていましたが、久しぶりに富士山麓の別荘の話に戻りましょう。
まだ、やることはたくさん
35年ほど前、6月に別荘が竣工しいよいよ別荘ライフのスタートです。と言っても、まだやることはたくさんあります。
別荘ライフを始めるには、家電、寝具、調理器具、食器など、様々なものが必要になります。ここでも、家族みんながそれぞれ思い入れがあり、あれやこれやと口を出します。
「家具は極力おかないようにしよう」
「山小屋にふさわしい、センスのあるものにしよう」
などなど、母親や私が強く言うので、父親は自分の好みが反映されず不満顔。それでも、冷蔵庫、洗濯機、ライティングデスク、椅子、寝具、カーテンなどを買いそろえ、いよいよ引っ越しです。
引っ越し料金って…
別荘への引っ越しは、大きな家具はライティングディスクぐらいで、そのほかの大物は、家電と寝具ぐらいなので、2t車で十分。レンタカーでトラックを借りて自力で運ぶことも考えましたが、男手は私と父親の二人しかいないので、ちょっと不安。そこで引っ越し業者にお願いすることにしました。
1980年代の当時は、ネットもなく、電話帳で片っ端から引っ越し業者に電話をかけまくり、2t車で多摩地区から富士山麓までの見積もりを依頼。
最も安かった日通と、最も高かったアート引越センターの見積もりで、4倍以上の開きがありました。引っ越しをするときにいつも思いますが、引っ越し料金ってなんなんなんでしょうね?
DIY? セルフ土木工事?
さて、無事引っ越しも済んだわけですが、まだまだやることはたくさんあり、毎週のように家族で別荘に通いました。
やったこと
1.ベランダで使う机とベンチ
別荘を建てる時に伐採した直径25cmぐらいの丸太を椅子の足にして、ホームセンターで買った木材を使って机も作りテーブル&ベンチを、父親がDIYで造りました。これには3週間(週末3回)かかりました。
2.門柱
これも、伐採したカラマツの丸太を、2.5mぐらいの長さに切って、カースペースの入り口に2か所1mほどの穴をせっせと掘って埋め、門柱にしました。人力での穴掘りは大変です。
3.ベランダの照明
ベランダに照明がないと、夕方にバーべキューをやろうと思うと不便なことがわかり、外用の工事などで使う大きなクリップで留められるスポットライトを買ってきて、軒下に取り付けられるよう、取り付け板を付けました。これは、取り外しができるので大変便利。
4.洗面所のカーテン
廊下から洗面・脱衣所の間は、ドアを作っていなかったので、カーテンを取り付けました
5.オーディオ
リビングに作り付けの棚がありましたが、別荘に持っていった、私が愛用していたトリオのアンプやソニーのカセットデッキは、サイズが大きく奥行きが足りませんでした。そこで、これもDIYで棚を延長して、大きなオーディオセットを置けるようにしました。
スピーカーは、場所をとらないよう、当時人気のあったJBLの小型スピーカーを、梁の下に吊り下げるように取り付け、見えないように注意してスピーカーケーブルを引き回しました。
6.穴埋め
極めつけは、敷地にあった、くぼみの対策です。ちょうどリビングから見える側の庭にあたるところに、直径4m、深さ60cmほどのくぼみがあったのです。自然の地形と割りきれば良いのですが、そこだけくぼんでいるので気になっていました。そこで、管理会社に相談して、2tの小型ダンプ一杯分の土をもってきてもらうことにしました。
ただし、くぼみは道路から奥に入ったところにあったため、敷地の道路わきにどかっと下ろしてありました。
そこで、管理会社に頼んで、手押し車を2つ借りて、父親と私とで、この土の山をくぼみまで運ぶこと300回往復ほど。へとへとになりながらなんとか土の山を片付けました。
こういったことは、お金を出せば業者が小型の重機を使ってあっという間にやってもらえることでしょうが、自分でやることに意義があると父親も私も考えています。別にケチっているわけではなく、DIYや土方仕事を夢中でやっているのが、別荘ライフの一番の楽しみだと思うからです。
何かを作ったり、作業が終わったときの達成感は、何よりです。ストレス解消にもなり、運動不足解消にもなりますよね。
いよいよ別荘ライフスタート
いろいろ楽しみながら汗をかいて、だんだん住み心地が良くなり、いよいよ別荘ライフがスタートです。当初は、家族はもちろん、設計を担当してもらった親戚家族、父親の友人、私の友人など、いろんな人と別荘に行って、バーベキューをしたり父親はゴルフ仲間と近隣のゴルフ場でゴルフをしたりと、夏から秋まで別荘ライフを楽しんでいました。
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