翌朝、時差でまだ暗い時間に目が覚めました。しばらく、メールチェックなどをして、あたりが明るくなってきたので、散歩にでかけることにしました。
朝の散歩は、ネイビー・ピアとは逆方向のシカゴ川をさかのぼる方向の西に向かいます。シカゴ川両岸には、リバー・ウォークという遊歩道があり、今回は右岸を上流方向に歩いて行きます。

案内図の左側の岸を、下から上に向かっています。
マリーナ・シティー
初日のどんよりと曇った空とは対照的に、すっきり晴れた空に、「トウモロコシマンション」マリーナ・シティーがそびえています。

川沿いの遊歩道を進み、もっと近づいてみます。

下層階は駐車場になっているのが良くわかります。ネジのようなスロープをあがっていくのでしょうね。
最下層の川面には、船も係留できるようになっています。どんなお金持ちが住んでいるのか。
たくさんの跳ね上げ橋
ダウンタウンのシカゴ川にかかる橋は、下を大きな船が通れるよう、跳ね上げ橋(可動橋)になっています。シカゴ市には、30もの跳ね上げ橋があり、現在の橋は、多くが1900年代前半につくられたものです。現在でも稼働しているそうです。
とは言っても、今では、年2回、春と秋にミシガン湖に出入りす るレジャー用のヨッ トのために橋を動かすとのこと。橋のデザインと装飾は、この時代のシカゴの都市計画にも携わった、後に”アメリカ近代都市計画 の父”ともよばれたダニエル ・バーナムという人がとりまとめていたそうです。
マリーナ・シティーのすぐ横にあるこの橋も、跳ね上げ橋です。

実は、2010年の7月にもシカゴを訪問していて、この時は、偶然にも映画「トランスフォーマー」の第3作”Dark of The Moon”のロケが街をあげて進行中で、橋が跳ね上がっていたり、


街なかに、発泡スチロールでできた巨大なががれきで、ぼこぼこにつぶれた車や、焼け焦げた車が置かれていました。


当然、シカゴ川を渡れないところがあったり、その他でも街じゅうが交通規制だらけで、スケールの大きさが半端ないです。
町の中心に近い空き地?には、おそらく、映画製作のスタッフが寝泊りしたり、休憩や食事をすると思われる、トレーラーハウスが何十台も並んでいるところもありました。
興味のある方は、このYouTubeにメイキング映像があります。
このメイキング画像だけ見ても、シカゴの街を楽しめますが、行ったことがあるとより楽しめます。
マーチャンダイズ・マート
散歩に戻りましょう。さらに進むと、右手に、高くはないですが、ひときわ大きな建物が見えてきます。

1931年にオープンした商業ビルで、当時は世界最大の建物だったそうです。昔は、さまざまな卸売りの会社などが入っていて、2000年代初頭までは、大小の小売り、卸売りの場だったそうですが、現在は、イリノイ州立大のキャンパスの一部や、大手企業のシカゴ支社、多くの技術系スタートアップ企業などが入っているそうです。
このように、シカゴの街は、ちょっと歩いただけで、それぞれ物語がある建物が次々と現れます。
リバー・ウォークはまだまだ続きます。

橋の下です。朝早いので、ジョギングや犬の散歩をする人などとすれ違います。

建物の紹介は、きりがないのでこのぐらいにしましょう。
街歩きをタップリ楽しんだシカゴでしたが、帰国便に予想外のトラブルが…
次回は、この顛末を紹介します。
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