ちょっとシカゴ⑤ ー米国国内便が欠航!?乗り継ぎのファーストクラスの予約が…2024ー

グルメ

シカゴ滞在を楽しみ、帰国便は次のような予約になっていました。

5月某日
06:10シカゴ → 08:56サンフランシスコ UA336(ユナイテッド航空運航便)
12:20 サンフランシスコ → 15:25(翌日)東京(成田) NH007(ANA)

ANAでの直行便が取れず、早朝にユナイテッド航空の国内線でシカゴからサンフランシスコに向かい、サンフランシスコでANAの成田行きに乗り継ぐという旅程です。

ビジネスクラスのチケットだったので、ユナイテッド航空の国内線はファーストクラス(JALのクラスJのような感じ)、ANAのサンフランシスコ-成田は、ポイントアップグレードのリクエストを入れていて、帰国3日前には、ファーストクラスへのアップグレードが確定していました。

ユナイテッド航空から不吉なメール

明日帰国という日、シカゴ発が早朝便のため、午後にシカゴのオヘア国際空港(ORD)にほど近いホテルに移動し、チェックインをして部屋で一息ついた頃、スマホにユナイテッド航空から一通のメールが。

「あなたの食事のリクエストは、旅程が変わったためキャンセルになりました」という内容のメールです。「旅程が変わった??? 何のこと???」 ほかにメールは見当たらないし…

ユナイテッド航空の国内線ファーストクラスは、事前に機内食のメニューをリクエストしておけるようになっています。この便では、朝食なので、フルーツとチーズが楽しめるメニューをリクエストしていたのですが、

妻と、「いったいどうしたんだろう?」、「希望の食事が食べられないぐらいなら、朝早いし、いいけど」「なんか嫌な予感!」などど話をしていると、5分後、ユナイテッド航空から衝撃のメールが。

私たちのファーストクラスが…

5分後のメールはこんな内容でした。

要するに、「予約を更新しました。シカゴーサンフランシスコのUA336便はキャンセルになりました。次のフライトが現状ではベストオプションです。この旅程で旅行が成立するならあなたは、何もやることはありません。もし不都合があれば、ユナイテッドのアプリで予約を変更することができます。」

代わりに提案された旅程は、

06:00 シカゴ → 09:17 ニューヨーク(EWR) UA1658(ユナイテッド航空便)
11:30 ニューヨーク → 14:25 成田      UA79(ユナイテッド航空便)

つまり、同じ出発時間で、ニューヨーク(ニューアーク空港)に行き、ユナイテッドのUA79便で成田に帰ってこい、という内容です。

「えっ? 私たちのファーストクラスは? アップグレードが確定していたのに
「ユナイテッド航空はもうファーストクラスないし、ビジネスクラスとしても、ユナイテッドとANAでは大違い!」

夫婦とも、あまりの落差に、愕然😵
ANAで予約したチケットなのに、なんでみんなユナイテッド便になっちゃうの???


いろいろ考えてみましたが、多分、欠航したのは、ユナイテッドの国内線UA336だったので、ユナイテッド航空の責任で代わりの旅程を用意する、という流れで、全部ユナイテッド航空のフライトになってしまったのだろうと思います。

ここで諦めるわけにはいかない

ここで、諦める訳にはいきません。
まず、夫婦で手分けをして、明日のシカゴー東京のANA便と、ニューヨーク(J.F.ケネディー国際空港)ー東京のANA便の空席状況を検索。

ニューヨークー東京は、ビジネスクラスの空きはまだありますが、ファーストクラスの設定はありません。シカゴー東京は、夕方17:45シカゴ発の羽田への直行便に、ビジネスクラスもファーストクラスも2席以上空席があることがわかりました✔

ANA予約デスクにTEL

ここまで調べて、ANAの予約デスクに電話しました。現地のフリーダイヤルもありましたが、なかなか繋がらないことが多いので、日本の予約デスクに掛けました。それでもつながるまで10分以上かかりました。私の携帯は楽天モバイルなので、海外から日本への通話もかけ放題だったので助かりました。

予約デスクの方に、今までの状況を説明し、明日のシカゴからの直行便に変更できないでしょうか?とお願いしてみました。少し調べていただいたあと、「予約クラスのビジネスに空席がありますので、変更可能ですが、現状のユナイテッド航空の旅程からの変更に確認作業が必要なため少々お時間をください」とのこと。

電話をつないだまま、待つこと数分、「手続きが完了しました、この後メールにe-チケットをお送りいたします」ANAのスタッフに、ユナイテッド航空から旅程をとりもどしてもらったような気分です。本当に長く感じられました。

「やれやれ」とまずは、胸をなでおろしました。これで、ANA直行便のビジネスは確定です。

そして、「実は、もとの予約のサンフランシスコー成田は、ファーストクラスへのアップグレードが確定していたのですが、変更後のシカゴー羽田便は、アップグレードできませんか?」とお願いしてみました。この時点で、ファーストクラスに2席以上空席があるのは確認済みです。

すると、「出発まで24時間を切っているので、空港カウンターでしかアップグレードリクエストを入れられません」とのこと。ただ、ANAの方が、空港のスタッフに向けて事の顛末を申し送りしておいてくれるとのこと。

この時、翌日の出発時間17:45から1時間ほど過ぎていました。
もう、明日の空港カウンターでのリクエストの結果に期待するしかない、という状況です。

メールでモバイル搭乗券が送られてきました。

一部加工してあります

まずは、ANA便に乗れることになり、一安心。ここまで、問題発覚から1時間以上経っていました。電話も30分以上かけていたと思います。

夕方便なのに、朝から空港へ

さて、ファーストクラス復活に向けてもうひとがんばりです。

帰国便のNH111はシカゴ発17:45と夕方ですが、ある意味早い者勝ちなので、一刻も早く空港のチェックインカウンターに行って、アップグレードリクエストを入れなければなりません。

通常、海外のANAカウンターは出発便の2時間半~3時間前にしか空きませんが、ANAは午前中にシカゴ発の成田行きの便があるため、朝9時にはカウンターが開くはずなので、朝食もそこそこに空港に向かいました。

カウンターの前で、列の先頭に並び、カウンターが開くのを待ちます。

カウンターが開きました。
米国人スタッフ(日本語はできないみたい)に、パスポートを見せると、一瞬、端末の画面に見入っていたようですが、すぐにサクサクとビジネスクラスの搭乗券🎫を手渡してくれました。

「あのー、この便のポイントアップグレードのリクエストを入れたいのですが(へたな英語)
スタッフ:「ん? ちょっと待っててね」と怪訝そうな顔。

もう一度、画面に目をやり(なんだかいっぱい情報があってよくわからないわっという表情)、

「ちょっと電話するから待っててね」

と言って、おそらく裏方のANAスタッフに確認の📱をしています。「NH111便のお客さん2人なんだけど、…」みないなことから始まって、なにやら電話の相手とやりとりをしています。そしてスタッフが、電話に大きくうなづいています。そして、にっこりしながらもう一度出してくれた搭乗券は、

”F” の文字が大きく印刷されていました! その場でアップグレードが確定しました。
膝の力が抜けました💦

やっと取り戻したファーストクラスです。

ポラリスラウンジでのんびり

まだ午前中ですが、空港まで来てしまっているので、空港のラウンジでゆっくりすることにしました。

シカゴには、スターアライアンスの航空会社のラウンジがいくつかありますが、今回はユナイテッド航空のビジネスクラス利用者と、スターアライアンスのファーストクラス搭乗者が利用できる、ユナイテッド・ポラリス・ラウンジでのんびりすることにしました。

ユナイテッド航空は、国際線ファーストクラスを廃止してしまったため、ユナイテッド航空のビジネスクラスの利用客を特別に優遇する戦略をとっています。このラウンジには、ちょっとしたホテルの朝食ビュッフェに匹敵するようなビュッフェがあります。

飲み物はもちろん、(写真はありませんが、バーカウンターがあり、各種アルコール類やカクテルも作ってもらえ、無料で楽しめます)

サラダやフルーツ

コールドフードやサンドイッチ、

シカゴのスーパーのサンドイッチに似てます💦

カレー、ラザニアなどのホットフード

簡単なスィーツなどが用意されています。羽田のANA Suiteラウンジもこのぐらいになると良いのですが。

朝食もそこそこに空港に来たので、まずは、フルーツとチーズで一息。

長いフライトに備えて、シャワーを浴びました。シャワー室は広々。

そろそろ、お腹がすいてきたので、ランチをいただくことにしました。ポラリスラウンジには、ビュッフェと別にダイニングコーナーがあります。もちろん、無料でメニューから料理をオーダーしていただくことができます。

お客さんがいたので、片隅しか撮れていません💦

ダイニングコーナーのメニューです

小さくですみません。この中から、最初に、シュリンプ・フラ・ディアボロ・ソープなるもの

ソテーされた大きなエビが、リゾットの上に載っているようなものでした

クリーミー・アスパラガス・スープ

表面は、パンプキンのように黄色いですが、スープはアスパラ色でした

そして、メインには、ポラリスラウンジの名物料理、ポラリスバーガーを頼みました。

アメリカのバーガーのパティーは、あらびき肉で、つなぎなど使わず、ひたすら塩コショウだけで味を付けた、お肉の味を楽しめるものが多く、大好きです。パティーの焼き加減も、

ほんのりピンクでいい感じです。

このあと、時差でモーレツに眠くなり、ソファーでうとうとしたり、旅行中の写真の整理などをしているうちに、あっという間に搭乗時間になりました。

このラウンジは、明るく大きな窓から、間近にゲートに着いた飛行機の操縦席が見えるので好きです。

帰路もファーストクラス満喫

帰国便は、シカゴ空港のカウンタースタッフが、気を利かせて、4列あるうちの中央の2人並びの席をアサインしてくれていました。

ファーストクラスは、お一人の利用が多いので、窓際席が先に埋まり、中央の席は最後まで残っているのだと思います。

ファーストクラス機内の様子は往きのブログでたっぷり紹介したので、帰りは機内食の紹介ぐらいにしておきます。

機内食のメニューです。

ウエルカムドリンクのあと、水平飛行に移ると、アミューズからディナーの始まりです。

ドリンクは、ペリエにしました。そして、前菜です。

帆立のソテーを選びました。大きな帆立が3つ。うれしい前菜です。

妻は、メインは和食ですが、前菜のキャビアもお願いしていました。

帰りは「瓶ごと」ではなく、妻はちょっとだけ不満そうでした

サラダです

メインは、牛フィレのステーキか、サーモンのローストかで迷いました。往々にして、米国発はシーフードが美味しいことが多いのですが、

やっぱり、フィレステーキにしました。焼き加減は、

いい感じのミディアムレアです😋 ただ、肉質は日本発のほうがちょっと上かなと。モリーユというキノコのソースいい香りで、意外に美味しかったです。
デザートは、フルーツをいただきました。

どれも、とても甘いものでした。〆は八女茶で。プチフールが付いてきました。

この後、少し寝ましたが、帰国便であまり寝ると、時差ボケが増幅されて次の日からの仕事に差しさわりが出そうなので、紅茶など飲みながら、(暖かい飲み物を頼む都度、ちょっとしたお菓子がサービスされます😄)

映画を見たり、仕事関係の資料を見たりして、寝ないよう頑張りました。

到着3時間ほど前でしょうか、CAさんから「2度目のお食事で、軽食などいかがですか?」との案内がありました。

さすがに、フルコースのディナーのあとで、お腹も疲れていたので、好物のチーズプレートをお願いしました。

カラメリゼされたクルミが、とても美味しかったです。そして金目鯛磯のり茶漬けをお願いしてしまいました。

お茶漬けとはいえ、それはそれは大きな金目鯛が乗っていました。

帰国便に、仰天のトラブルがありましたが、結果オーライ。
ファーストクラスでのシカゴ旅行を楽しむことができました。

そろそろ、忘忙庵シーズン真っ只中です。早く行きたい。

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