オーストラリアで忘忙庵④ ーシャレーアットブラックヒースーはこんなところ

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今回「オーストラリアの忘忙庵」ことシャレーアットブラックヒースは、スモール・ラグジュアリー・ホテル(SLH)という、「究極の贅沢に包まれた世界に誇るラグジュアリーホテル」と銘打って、世界の90カ国以上の600軒以上の独立系ホテルが加盟するホテルの会員組合に加盟しているホテルのひとつです。

こちらがSLHの公式サイトです。

国内では、現在、ホテル雅叙園東京や東京ステーションホテルなど、15のホテルが加盟しています。

これから別荘を建てようとする方にも参考になる点は多いと思いますので、シャレーのヴィラの様子を詳しく紹介しましょう。

ヴィラの外観

まず、ホテルの敷地にはヴィラが4棟のみ。そして、チェックインの時に入ったライブラリーと呼ばれる、建物。ゲストが使うのは、この5つの建物だけです。ライブラリーの裏のほうには、目立たないように、スタッフ用の建物もあるようです。

私たちが泊まったNo.1のヴィラは、

このような外観です。ちゃんと、軒が深いですね。これなら外壁の汚れも少なくて済みそうです。

バリアフリーのスロープを上がると、前と左横にウッドデッキがあり、いわゆる玄関はありません。ルームキーでウッドデッキに面したガラスの引き戸の鍵を開けて部屋に入ります。

ウッドデッキには、大きなパラソルがあり、テーブルセットと、

反対側にはソファーが備えられています。

いずれも、雨が降っても大丈夫なガーデンファニチャーです。わが忘忙庵にもほしいです。

そしてL字型のウッドデッキを回り込んでみると、大型のバーベキューコンロが備え付けられていました。

熱源はガスで、スイッチ一つで点火できます。もちろん、宿泊者は無料で自由に使うことができます。しかも、あと片付けはハウスキーピングでやってもらえるので楽ちんです。

忘忙庵にこんなバーベキューコンロがあれば、七輪バーベキューからグレードアップできるのですが、手入れが大変だったり、炭火は炭火のよさもあり、七輪でもまあ良いとしましょう。

リビングダイニング・ベッドルームはワンルーム

続いて、床面積75㎡のヴィラの中を紹介しましょう。

ヴィラ内は、基本的にワンルームで、キッチンとカウンター、ベッド、TVボード、リラックスチェアなどが備えられています。

キッチン

黒を基調とした、天然石のトップのキッチンです。

一番左にIHコンロが2口、まな板、流しがあります。キッチンの引き出しには、ナイフ、フォークなどのカトラリー、大小の皿、鍋やフライパン、フライ返しやおたまなどの調理器具がそろっています。また、キッチンカウンターの上には、

グラスやカップなどもそろっています。

飲み物

キッチンカウンターの下には、各種お茶のティーバッグや、コーヒーメーカーとコーヒーのカプセル、そして冷蔵庫があり、冷蔵庫の中には、ミネラルウォーター、コーラ、ジュース、そして、コーヒー紅茶ようのミルク、ビールなどが入っていて、アルコール類以外は無料です。

キッチンカウンター

キッチンの横には、キッチンの石の天板がそのまま伸びていてカウンターテーブルになっており、

このように、外の景色を眺めながら食事をしたり、パソコンを広げたりできるようになっています。

テレビとTVボード

部屋のウッドデッキ側は、左右に大きなガラスの入った引き戸があり、その間に、壁掛けTVとTVボードがあります。

テレビは、スイッチをOFFにすると、まるで絵画のような山の絵がやや暗めに表示され、ぱっと見はテレビにみえません。

そして、シャレーのポリシーでしょうか、通常のTV番組は音は出ますが、画面は真っ黒です。画面に一瞬小さく”Audio Only”というように表示されます。画面が出るのは、ホテルと設備の紹介、ブルーマウンテンズなど近隣の見どころ紹介ビデをなどだけでした。

TVボードにはワインセラーとおつまみ

テレビの下には、TVボードがあり、TVボードの真ん中のガラス張りの部分は、なんとワインセラーで、赤白ワインが何本か入っていました(ワインは別料金)。お酒を飲まない私たちには、縁がありませんでしたが、なんとおしゃれでリッチなシャレーでしょう。

そして、ワインセラーの横の引き出しを開けると、

クッキーやチョコレート、トルティーヤとサルサソース、黒トリュフのポテトチップとプレッツェルなどのおつまみと、チーズ用カットボードとナイフがセットされていました。こちらも、すべて無料でいただくことができます。

おまみつ、クッキーなどは食べると翌日のハウスキーピングの時に補充されていました。

薪ストーブ

そして、ベッドをはさんでキッチンと反対側には、

薪式暖炉というか、薪ストーブが据え付けられています。燃料の薪や火かき棒、耐熱の皮手袋、着火剤、マッチなどが完備。

ストーブの中には、下と奥に太い薪、その上に中くらいの太さの薪、そして、手前には細い焚き付け用の薪に、着火剤までセットされ、

中ほどの白いキューブが着火剤、マッチ一本ですぐに火をおこすことができました。

マッチで火をつければ何もせずに、太い木が燃え尽きるまで数時間うまく燃えように薪が組まれていました。これは驚きでした。

以前、カナダのバンフで、マントルピース、いわゆる暖炉の付いた部屋に泊まったことがありますが、暖炉だと、薪の調整をしたときに、どうしても灰が周りに飛んでしまいます。

このようなガラス扉付きの薪ストーブだと、その心配もなく、薪ストーブよりも暖炉に近い雰囲気で火を楽しめて、快適です。

部屋全体を引いてみると、キッチン側

薪ストーブ側には、リラックスチェアとローテーブル、

部屋の真ん中に大きなスーパーキングサイズのベッドが置かれています。

バスルームなど

ベッドの頭側の壁の後ろには、バスルーム、洗面、クローゼットなどが機能的に、とても広々と配置されています。

バスタブとトイレ

バスタブとトイレです。

バスタブが置かれ、2方向のビューバスです。ホテル上階のビューバスはありますが、平屋のビューバスは珍しい。外は、木々にかこまれています。バスタブのそばのテーブルには、木の容器に、たっぷりのバスソルトが置かれていました。

そばに、トイレもあります。

洗面台

洗面台はこちら。

ダブルシンクの幅広の洗面カウンターで、照明付きの大きな鏡があります。ハンドタオル、フェイスタオル、バスタオルなどがセットされていました。

洗面台の下には、補充用のティッシュペーパやドライヤーとともに、木でできた容器があり、中には、

歯ブラシ、シャワーキャップなどのアメニティーが入っていました。

洗面台には、

“Leif”というオーストラリアのブランドで、左から、Lemon Myrtleというオーストラリアの花の香りのボディーローション、Lilly Pillyというこれもオーストラリアのコケモモのような実の香りのハンドソープ、そして、Kakadu Plumという、ビタミンCの含有濃度が自然界一という梅のような果実の成分が配合されたハンドバームが用意されていました。

冬場で、寄る年波で乾燥の激しい私の手足も、このぼちーローションとハンドバームで、一晩ですべすべになりました😃

クローゼット

こちらは、バスタブの反対側にあるクローゼット。

扉を開けると、

アイロン台とアイロン、代えタオルに金庫、凹面鏡(拡大ミラー)、バスローブ、その奥の黒いものはなルルレモンのヨガマットでした。クローゼットも広々で、使い勝手が良いです。

シャワーブース

シャワーブースと言っても、明るく開放的なシャワーコーナーです。

大きなレインシャワーが目立ちます。洗面台もシャワーも2つずつあるので、ひとりずつ待って使う必要がありません。シャワーコーナーには、

同じくLeifのLemon Myrtleのボディーローションと、Blue Cypressというオーストラリアに自生するヒノキ科の樹の精油が配合された、シャンプーとコンディショナーが置かれていました。

洗面台とシャワーコーナーは、北側にあるにも関わらず、とても明るいのです。その訳は、

天井がガラス張りの天窓になっていて、お天気のよい日はさんさんと陽が降り注ぐからです。こんな別荘があったらいいなぁ、と思ってしまいます。

間取りの全容

写真では、なかなか全体の様子が分かりにくいと思いますので、全体の間取り図を作ってみました。寸法は写真から見当をつけたので不正確です。(floorplannerというサイトで作りました)

南東側から3Dで見ると

floorplannerで作成

そして、南西側です。

floorplannerで作成

余談ですが、このfloorplannerというサイト、無料のアカウントの範囲でも、このぐらいの間取り図を3Dで作ることができて、我が家のマンションのレイアウト計画や、忘忙庵のレイアウト変更のときには、大活躍しています。

使い方に慣れるまで、少し大変ですが、個人の解説サイトもたくさんあり、これから家を新築しようとか、別荘を建てようとか、マンションを購入して家具などレイアウトを検討したいなどという方には、お勧めです。

シャレー・アット・ブラックヒース、いかがでしたでしょうか? ここまで豪華とはいかなくとも、これから別荘を建てようという方、参考になるところは多いのではないでしょうか。

次回は、シャレーでの一日を紹介します。

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