カウント・ダウン花火を楽しんだ後、お正月のシカゴはお天気にも恵まれて、シカゴ川北側のマグニフィセント・マイル方面の街歩きをしたり、妻のショッピングにつきあったり、お土産探しをしたり、のんびりと過ごしました。
最後の晩は空港近くのホテルで
明日はもう、帰国便に乗るという午後、最後の泊まりは市内ではなく、空港近くのローズモントというところにある、エンバシースイーツ・バイヒルトン・シカゴ・ローズモントに移動しました。
ローズ・モントは、オヘア国際空港へ乗り入れている鉄道の。空港の一つ前の駅です。ホテルはローズ・モント駅から徒歩5分ほど。車がなくても十分アクセスでき、そうしているアメリカ人も結構います。
エンバシースイーツは、ヒルトン系のホテルの中では、比較的リーズナブルな値段で、キッチン付き、ベッドルームとリビングダイニングが分かれている、朝食付き、夕方のハッピーアワーには、ワン・ドリンクと簡単なおつまみが提供される、などが特徴となっています。

部屋は空港とは反対側で、空港は見えませんが、

空港に向かってアプローチしてくる飛行機が次々と降りてくるので、なかなか楽しい部屋でした。夕方5時からは、カクテルタイム、吹き抜けのコートヤードに降りてみました。

おつまみは、こんな感じです。

無料とはいえ、ちょっと寂しですね。ヘルシーですが💦
このとき、座っていたそばの観葉植物の中で、何か動く気配が。薄暗い中よーく目を凝らしてみとると、

わかりますか?なんと、野生の鳥が入り込んで木の間を飛び回っています。この鳥はいずれ外に出られるのでしょうか?心配になりました。
エンバシー・スイーツの朝食
帰国便は朝10時半発。シカゴのオヘア国際空港で、スターアライアンスのビジネスクラス以上のチケットがある人は、ユナイテッド航空のポラリスラウンジを使えるのですが、事前情報でこの時ポラリスラウンジは改装中でクローズしていることがわかっていました。
代わりにユナイテッド航空のやスターアライアンスのゴールド会員が使えるユナイテッド・クラブが使えるのですがいままでの、経験上、ユナイテッドクラブの朝食時間に出ている食事は、パンとヨーグルト、チーズなどコンチネンタルブレックファーストなので、ホテルのほうが良いと思い、ホテルで朝食を食べることにしました。
朝食コーナーには、ベーグルやマフィン、パンなど

シリアルとミルク

スクランブルエッグやパンケーキ、ソーセージ、ベイクドポテトなど温かいおかず

フルーツ、ヨーグルト

そして、ドリンクコーナーが用意されていました。

食べたものは、いつものように、ベーグルにクリームチーズとベーコンを挟んだサンドイッチとオレンジ1個、

そして、バナナ1本とフルーツを少々いただきました。

バナナはスポットが出た食べごろのもの。腹ごしらえも終わり、ホテルの無料の空港シャトルバスで空港に向かいました。
ユナイテッド・クラブ
空港では出発までラウンジで一休み。ポラリスラウンジは情報通りクローズしていました。

ユナイテッド・クラブに向かいます。入り口は、

ゲートが自動化され、モバイル搭乗券のQRコードをかざすと扉が開きます。ソウル仁川空港のアシアナ航空ラウンジもこの方式でした。シンガポールのチャンギ国際空港のシンガポール航空ラウンジは、入り口でスタッフが登場券のQRコードモバイル端末で読み取る形式で、カウンターなしです。日本の航空会社もデジタル化で少しおいて行かれ気味です。
ユナイテッド・クラブでは、この後のファーストクラス機内食に備えて、飲み物だけでがまんがまん。ですが、一応、どんな食事が用意されているか見に行くと、
ショック!
写真はありませんが、提供される食事の内容が以前にくらべ大幅にグレードアップ。温かいおかずなども何種類か用意され、エンバシー・スイーツの朝食より、各段に良いではありませんか。
さっさと空港に来ればよかった!
と悔しがっているのもつかの間、あっという間に搭乗時刻になりました。

シカゴ ー 羽田 NH11 ANAファーストクラス
座席は右側窓際の2列目2Kです

ほぼ定刻に出発

定番写真が撮れました。
機内食メニュー
お決まりの機内食メニューの紹介です。ドリンクは往路と同じなので省略します。

和食のお椀は、ロブスターの葛打ち、お造りは、鮪の炙りと炙りひらめ・ボタンエビ、主菜に鰆の塩こうじ焼きと、なかなかおいしそう。妻はこちらを選んだようです。
一方、洋食のアペタイザーは、キャビアとかぼちゃのムース、鹿肉のパテ、スモークサーモンのポーピエット仕立てとロブスター ピーツクリームソース。どれにするか迷います。
メインは、USプライムフィレステーキか、シチリアンシーバスのローストと海老のソテー柚子クリームソース。肉か魚&エビか、これも少し迷いました。
アミューズから始まります。他のみなさんは、たいていシャンパンをお飲みになっていますが、私は宮崎煎茶💦

このアミューズも、ひとつひとつがきれいに作られています。

この、マッシュルームのズッキー巻きがなかなかいい味を出していました。
ゆっくり味わって食べ終えるころ、テーブルがセットされました。

パン用に、オリーブオイルとバター、

塩コショウも添えられます。飲み物は宮崎煎茶です。

色がきれいです。そしで、アペタイザーは、スモークサーモンのポーピエット仕立て、ロブスター ピーツクリームソースにしました

ん?

丸くまとまったスモークサーモンの上に大きなロブスターの爪の部分がそのまま載っています。なんともダイナミックな盛り付けです。ロブスターの爪がゆらゆらしないように、いくらが安定剤のように載せられていました。スモークサーモンの中は、

サーモンと刻み野菜をマヨネーズ系のソースで和えたもの。大きなロブスターの爪をスモークサーモンの塩味で楽しみました、
ガーデンサラダは、レモンドレッシングで。

そしてメインは、

USプライム牛フィレステーキ ポットベラクリーム マディラワインソース。にしました。ポットベラクリームは、マッシュルームのようなキノコのホワイトソースでした。やっぱり、少々甘みのあるマディラワインソースはあまり好みでなく、抜いてもらえばよかった。まあ、よけて食べればよいのでですが。
焼き加減は、

いつものように、ピンク色が残りつついい感じで中までちゃんと温まっています。USプライムビーフのフィレは、やわらかくおいしいのですが、日本発の牛フィレグリルに比べると少々大味。キノコのソースが助けになり、おいしくいただきました。
デザートは、フルーツをチョイス。

どれも甘く、特にルビーグレープフルーツがおいしかったです。
ここらでおなかもいっぱいになり、ベッドメイクをしていただきました。

飛行機の中で水平になって足を延ばして寝られるなんて、昔のエコノミーで欧米に行った苦行を思えば、天国。幸せを体いっぱい感じながら寝落ちました。
フライトで半ばで
何時間か寝たでしょうか、

機はベーリング海峡に差し掛かって、フライトの中間を少し過ぎたぐらい。目を覚ますと、CAさんから「なにかお飲み物をご用意いたしましょうか?」とお声がけがありました。
ランチの時に、気になっていたチーズプレートをお願いしました。

いろいろカラフルに盛りつけてあります。

はちみつ漬けのドライフルーツとナッツにミニトマト、ラディッシュ、右の茶色いは、干し柿のようなものでした。チーズは

ハード系、ウオッシュ系など4種。普段あまり食べたことのない個性的なチーズに出会えて幸せです。
このあと、もう一つ気になっていたデザートをお願いしました。

ん?
メニューには、パッションフルーツとマンゴーのムースとあります。型で固めたような外観、なんとなく想像していたものとは全然違うものがやってきました。
固めのムースを切ってみると、

ムースの中にゼリー状のパッションフルーツが入っていました。なんというか、日本発の繊細なデザートに比べると、見た目も構造もダイナミックなアメリカンな雰囲気のデザートでした。
到着前の食事
中間ごろから機内で寝てしまうと、帰宅してから時差が解消しにくくなるので、ここからは起きて頑張りました。シカゴからのフライトは、13時間超。あと2時間で到着というころ、2回目の食事が用意されました。

エビのラグーンソースのペンネです。

大きなエビとパプリカ、アスパラガスが入ったトマトクリームソースのペンネでした。アメリカのイタリアンの味付けは安定しています。もう少しガーリックが効いているのが好みですが、機内では匂いが強いものは周りのお客様への影響の問題もあり難しいのでしょうね。
最後に、カプチーノをお願いしてファーストクラスのフライトの最後の余韻を味わいました。

今回は、食べて寝てばかりのブログになってしまいましたが、お付き合いありがとうございます。2025年の正月はのんびり忘忙旅行を楽しむことができました。
寒い日が続きますが、もう少し暖かくなって忘忙庵にいくのが待ち遠しくなってきました。
コメント