石垣島2日目、3日目はダイビングです。
ダイビングサービス”島人”
石垣島でのダイビングでお世話になったのは、ダイビングサービス島人(しまんちゅ)です。以前から、石垣島でダイビングするときはこちらにお世話になっていました。
2日にわたって潜った4本のダイビングの様子を簡単に紹介しましょう。
朝食を済ませて、レンタル機材などのサイズを合わせて、いざ出発。島人のダイビングボートは、川平湾の展望台の下の浜から出ます。

初日は、あいにく曇り空。少し風もあり、湾の外に出ると波も少しありました。でも、ダイビングスポットはいすれも川平から10分程度なので、あっという間です。
今回潜ったダイビングスポットを地図で見ると、このようになっています。

米原Wリーフ南
最初のポイントは、米原Wリーフ。今回も、水中カメラなどは持って潜らなかったので、ダイビングサービスのホームぺージの写真や、過去に私が撮った似たようなシーンの写真で紹介したいと思います。
エントリー 9:43 エグジット 10:33
天気晴れ 波高1.5m 水温29℃
最大深度12m
石垣島周辺では、一時は高い海水温で白化して壊滅状態になってしまったところも多かったのですが、昨年に比べても枝サンゴはよく復活していて、キンギョハナダイ、スズメダイ、アカネハナゴイ
などがきらきら光ってたくさん群れていました。

サンゴ礁の谷間の海底はサンゴの大小の瓦礫がごろごろところがっていますが、その中の比較的平らな石の裏側にいる、フリソデエビを見ることができました。

2匹います。どこが頭でどこがしっぽかわかりにくいです。ハサミのところが振袖のように平たく大きく、全身の模様が派手なのでこの名前が付いたものと思います。
若いころ石垣島にさんざん通った私も、今回初めて出会いました。長年見たいと思っていたものでうれしかったです。
ミスジチョウチョウウオの幼魚、チョウチョウウオ、ツバメウオ、カクレクマノミなど、

このポイントはたくさんの南の海の魚がいます。
石垣島 シードー(吉原アーチ)
エントリー 10:30 イグジット 11:20
天気晴れ、波高1.5m 水温27℃
最大深度18m
2つのケーブ(水中洞窟)を繋ぐように通り抜けるダイビングでした。この日はコロンビアから来たというダイバーさんが同じボートに乗っていて、海外の方は、ダイナミックな地形が好きなことが多いのでスタッフが選んだポイントです。
リーフの切れ目やアーチから太陽光が差し込んで光のカーテンとなって揺れて美しい景色です。

穴の中には、スカシテンジクダイ、アオギハゼ、ムチカラマツエビ、ガラスハゼ、ミナミハタンポなどの、穴や岩陰を好む魚がたくさん群れていました。
荒川亀ポイント
二日目です。この日はお天気も良く、風も収まってきて、ダイビング日和でした。

川平湾を出発してポイントに向かいます。

ダイビングボートで、青空のもと真っ青な海を爽快に走る、この瞬間がとても気持ちが良いです。
荒川亀ポイントは、その名の通り、ウミガメとの遭遇率が高いポイントです。
エントリー 9:33 イグジット 10:23
天気晴れ 波高1m 水温29℃
最大深度20m
カメはアカウミガメで、50分ほどのダイビング中、2匹(頭)いました。

ウミガメは、体についた生物などをホンソメワケベラなどにクリーニングしてもらうために、たいていお気に入りのクリーニングテーションにいるとのこと。ときどき、呼吸をしに水面にあがってしまったり、食事のために出かけてしまうので、不在で外れのこともあるそうですが、この日は無事出会えました。
昔潜っていたころは、亀は用心深く、近寄るとものすごい勢いで逃げてしまうイメージだったのですが、こちらの亀さんは、かなり近寄れ一緒に写真を撮ることもできそうです。
もちろん、亀さんを驚かせててはいけません。
その他に、2m以上あろうかというサメ(ホワイトチップ)、ヨスジフエダイ、スカシテンジクダイ

砂地の小さな根にはナンヨウスズメダイの幼魚、ギンポの仲間などが見られました。
米原キャンプ場前
エントリー 11:30 イグジット 12:20
天気晴れ 波高0.5m わずかにうねりあり
最大水深15m
このポイントは、石垣島でもポピュラーで多くのキャンパーが集まる、米原キャンプ場のビーチのすぐ前にあります。
地形的には、陸側はビーチ沖にのびる水深5mほどのサンゴ礁の縁で、ストンと水深15m~20mほどの海底まで、崖のようになっています。

ところどころ、サンゴ礁の切れ目の谷があって、ケーブ状になっているところもあります。
ハナゴイの群れ、アカネハナゴイ、

ヨスジフエダイ幼魚、グルクン幼魚
ホヤを背負ったカニ、グルクマの群れ、ウメイロモドキの群れ

この、ウメイロモドキの群れの風景はとても好きです。
ケーブの中には、イセエビをカラフルにしたような、ゴシキエビの子供、サンゴの中にはカスリフサカサゴなどの魚を見ることができました。

陸上での楽しみ
川平滞在中は、ダイビングはお昼までに2本潜ります。ダイバーの中には、できるだけたくさん潜りたいと、一日3本潜る猛者もいらっしゃいますが、私は、2本で十分楽しめました。
昼に上がってきて、機材の塩抜きをして、一緒に潜った人たちで今日の水中で見たものの話などをしながらランチの弁当を食べて、解散となります。なので午後は結構時間はあります。
ここからは、川平での陸上の楽しの紹介です。
朝の散歩
朝は、もう5時過ぎには目が覚めてしまうので、涼しいうちに散歩に出かけます。沖縄は本土より日の出、日没が遅いので、夏とはいえ5時はまだ真っ暗。明るくなってきた6時頃に川平湾まで散歩で行きました。
早朝の宿から5分ほどの川平湾は、早朝は静かで、昼の絶景とは一味違った魅力があります。展望台からの眺めは、

風もなく、海面も静まりかえっています。

展望台から浜にも降りていけます。
サガリバナ
ダイビングサービスのスタッフから、川平公園の駐車場近くに珍しい花があるのを教えてもらいました。サガリバナという花です。

サガリバナは、夜から早朝までの間しか咲かない花で、夜暗くなってから開き始め、強い甘いにおいを放ち虫を引き寄せ、授粉すると、日の出とともに散ってしまう、一晩限りの不思議な花です。近くで見ると、

不思議な形をした、でも見事な花で、強いにおいにたくさんの虫がブンブンとたかっていました。
一つの花は一晩限りですが、次のつぼみが控えているので、一定期間、毎晩見ることができます。
フルーツのお買い物
石垣島に行っていた期間、石垣島の最高気温は32℃。このとき、東京は34℃まで上がっていたので、石垣島のほうが少し涼しかった?のですが、さすがに昼間は散歩するのは厳しい暑さ。それに日差しは半端なく厳しいです。
そこで、車でマンゴー農園の直売所に行ってみることにしました。こちらも、ダイビングサービスのスタッフに聞いてきたところです。なかまつ農園です。
幹線道路沿いで、パイナップルやマンゴーの直売という大きな看板を出していたり、その場で食べられる観光農園が多い中で、こちらのお店はあまり目立たないたたずまいでした。

お店の中には、

ミニマンゴーとピーチパイン、スナックパインなどが置いてありました。ピーチパインやスナックパインなど小型のパイナップルはそろそろシーズンが終わり、夏休みごろには、ハワイ種のパイナップルのシーズンになるそうです。大きな立派なマンゴーは2000円超と高かったので、ミニマンゴーを買って帰って、皆で分けることにしました。
夕飯後、食べたミニマンゴーは、小さいけれどしっかり熟れていて、とても甘かったです。
夕陽
沖縄、特に石垣島は本土にくらべ日の出が遅く、日の入りも遅いです。私たちが石垣島に行っていたころは、日の入りは午後7時半ごろ。早めの夕飯を食べた後、夕陽を見に行くことにしました。
川平湾北、東に面しているので、石崎を挟んだ反対側の西側海岸に夕陽を見に行くことにしました。ちょうど、ClubMedの敷地の中になりますが、周回道路は誰でも入ることができます。お天気にも恵まれ、

久しぶりに海に沈む夕日を楽しむことができました。
さて、次の回では、石垣島の後半、美味しい朝食のホテル、島内観光、イベントなどを紹介します。
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