川平での2日間ダイビングを楽しんだあとは、街のホテルに移動。街というのは石垣島の場合、ユーグレナ離島ターミナル(旧称「離島桟橋」)、石垣港周辺のことを言います。
今回の忘忙日記では、ダイビング以外の石垣島の見どころ、グルメを紹介します。
今年の岬巡りは御神崎
昨年は、石垣島岬めぐりで、石垣島最北端の平久保崎へ行きましたが、
今年は、石垣島の最西端に近い御神崎(おがんざき)に行ってみました。
ユーグレナ離島ターミナルから車で30分ぐらいです。
駐車場に車を置くと、すぐ前に灯台が見えます。

青い空にそそり立つ白い灯台が、いいですね。目の前の階段を上って灯台の横を通り抜けていくと、右手にこんな景色が見えてきます。

御神崎は、アーチやケーブ(洞窟)などがある有名なダイビングスポットで、この日もダイビングボートが3隻集まっていました。海の中に、サンゴ礁の溝が見えますが、あういうところに魚がたくさん集まっています。
そして後ろを振り返ると、

岩と緑と海の景色が広がっていました。
八重山そばの牛そば
御神崎の帰り道、ちょうどランチタイムだったので、八重山そばを食べようと、あらかわ食堂に寄ってみました。

あらかわ食堂は、八重山そばをベースににした牛そば、牛そばの麺抜きといった感じの牛汁などを提供しているお店です。
テーブルには、独特の風味のあるピパーチ(島コショウ)やコーレーグース(泡盛付けの激辛とうがらしで、この汁をそばにちょっとたらすとピリ辛味変になります)や、

すりおろしにんにくなどがセットされています。

牛そばや八重山そばのメニューです。このほかに、とんかつ定食やからあげ定食、カツカレー定食、タコライスなどもあります。

私は、迷わず「牛そば」中、フーチバー入りにしました。フーチバーは、沖縄で好んで食べられているニシヨモギというヨモギの一種で、ヨモギより少し強い独特のハーブのような香りがあります。ぜひ体験してほしいものの一つです。

すごく大きな牛肉がごろごろ入っていて、面が見えなくなりそう。
妻は、八重山そばの小。

中と小の差はこのぐらいでした。

牛そばのトッピングの分厚い牛肉はほろほろに煮込まれたもので、肉好きの私は味も量も大満足でした。牛肉をひとかけ食べた妻は、「これだけで牛そばと食べた気になれる」とこちらも満足していました。
石垣島冷菓でぜんざい
しょっぱい牛そばを食べ、汗をかいて、しかも外は30℃超の暑さ。冷たいスイーツが食べたくなります。そこで、ホテルに車を置いて、自転車を借りてぜんざいを食べようと石垣島冷菓というかき氷屋さんに行ってみました。
街から港とは反対方向に少し上がっていったところにあります。(駐車場はありません)
建物は少し新しいですが、お店の中は昔ながらの雰囲気が感じられます。

沖縄でぜんざいとは、本土とちがって、甘く煮込まれた黒糖風味の金時豆汁のことを言います。そして、金時豆汁シロップとしてかき氷にしたものが、氷ぜんざいです。
メニューはシンプルです。
ぜんざい(トッピングなし)\400
きなこぜんざい \450
さとうきびぜんざい \500
みるくぜんざい \450
きなこみるくぜんざい \500
さとうきびミルクぜんざい \500
シナモンみるくぜんざい \500
みるくコーヒーぜんざい \500
ぜんざいのルーツを書いたものもありました。

私は、さとうきびぜんざい、妻は、きなこぜんざいをお願いしました。
現在は、席は5席と少ないですが、イートインもできます。

写真ではわかりにくいですが、小学校低学年サイズの机といすが並んでいました。

氷は、東京などではやりのふわふわ羽根ごおりとは異なり、昔ながらの氷ですが、粗いがりがり氷ではなく、細かいながら、きんきんに冷たい氷でした。サトウキビかき氷は、どうやって作るのかわかりませんが、黒糖風味のあるサトウキビ粉がかかっていて、

食べ進むと、氷の下には、黒糖シロップ、あずき、白玉などが入っていて、最後までおいしく食べられます。真夏の石垣島観光には必食アイテムですね。
別の日は、夕方4時ごろに、といっても沖縄の陽はまだ高く暑いあつい💦ので、食べログで点数の良いジェラートのお店に行ってみることにしました。
寿五八(じゅうごや)
ジェラートのお店の名前は、寿五八(じゅうごや)。石垣島の食材を使ったジェラートというのがウリです。ホテルの自転車を借りていくことにしました。
ホテルからものの5分で到着です。

大きな白いのれんが目印。今風の雰囲気です。
この日ケースに入っていたラインナップは、

上左から、ミルク(マリヤ牛乳)、宇治抹茶、ブラックサンダー、グァバヨーグルト、OREO(オレオ)黒糖×ミルク、アセロラ×キャロット、レモンミルク、ゲンキ(八重山ゲンキ乳業の乳酸菌飲料)9種類でした。
ダブルにすることにして、どのフレーバにするかしばし迷いました。ダブルにすると2種類選べて、さらに一口、別のフレーバーを付けてもらえます。

私(手前)は、グァバヨーグルトとブラックサンダーにレモンミルクを一口、妻(奥)は、宇治抹茶とミルクで一口はオレオをチョイス。
いずれも、甘さは控えめの大人のジェラート。沖縄食材の味をシンプルに楽しめるものでした。シークァーサーやパッションフルーツがあったらよかったのにと思いました。
この後、ホテルへの帰り道に、ゆらてぃく市場という、JA沖縄の農産物直売所に寄ってみました。
そこには驚きの光景が。
ゆらてぃく市場は石垣フルーツ天国
ゆらてぃく市場は、今回泊まったベッセルホテル石垣島から歩いて5分程のところにあります。
JAおきなわのいわゆる農畜産物直売所です。2023年オープンとのことでまだ新しいです。

ちょうど、10分ほどの激しい夕立の後でした。
中に入ると、そこには、

石垣島産のパイナップルや

石垣島産のマンゴーや、

特大のパッションフルーツや、

島バナナなどが、所狭しと大量に並べられています。
この島バナナは青いうちに収穫されますが、そのまま置いておくと追熟して、皮が真っ黒になったころが食べごろ。

普通のバナナより酸味があり、甘酸っぱいさわやかなバナナなんです。売り場にいた農家のおじさんが、「『島バナナ』って書いてあるやつでなければだめ。石垣島産でも、島バナナって書いてないやつは、外来種との掛け合わせだったりして、普通のバナナと変わんないよ」と教えてくれました。

ドラゴンフルーツもあります。
もちろん、ゴーヤなどの野菜類や、


ヤシの実まで売っています。そして、いちばんわくわくするのは、

訳ありパイナップルや、

訳ありマンゴーなど、訳あり品が普通のものの半額以下の格安で売っているのです。夕方になっても大勢の地元の人、飲食店の方と思われる人、観光客でにぎわっていますが、次から次へ品物も補充されるので、品切れの心配もありません。7月初旬という時期もよかったのかもしれません。
フルーツ好きの私にとっては、天国のようなお店でした。
今晩食べる用のミニマンゴーの訳あり品と、お土産用のパイナップルをゲットしました。
石垣島産のパイナップルにもいろいろあるそうで、売り場には、

ゆらてぃく市場には、フルーツだけでなく、

サーターアンダギーなどのお菓子や、お惣菜、お弁当なども売っていました。
西表島に沈む夕日
ゆらてぃく市場で仕入れたお刺身やフルーツで軽く夕食を済ませたあとは、名蔵大橋のあたりに、夕日を見に行ったりしました。

ちょうど西表島に夕日が落ちたあとの夕焼けです。
次のブログでは、偶然出会ったイベントと、ベッセルホテル石垣島自慢の朝食を紹介します。
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