今までにあった、いろいろな災難①ー虫編ー

その他

忘忙庵では、30年余りの歴史の中では、自然の中ゆえのいろいろな災難が降りかかってきました。

しばらく忘忙庵に行けなさそうなので、今回から何回かは過去に忘忙庵にふりかかった災いをご紹介したいと思います。

老朽化と虫さんたち

木造、築30年超の忘忙庵、新築のころは杉材の香りも強く快適でしたが、だんだんに自然に同化するというか、生き物たちの住み家としても快適になってくるようです。

カマドウマ

 新築後すぐにお目見えしたのが、カマドウマさんたちです。

まだ、別荘生活ルンルンのころ、私たち家族も大きなカマドウマさんにはびっくりでした。管理事務所の方や工務店の方に相談すると、「床下や外部から入ってくるので、ともかく徹底的に隙間をふさぐこと」と教えていただきました。

最初は、給排水管と床の隙間や窓枠と壁の隙間をテープでふさぐなどでしたが、一向に減りません。一番効いたのは、東京に帰るときに洗面台やお風呂の排水口をふさぐこと。

お風呂場の洗い場は

100均で売っているシリコンゴムの落し蓋を利用

これで、お風呂場のカマドウマはゼロになりました。

洗面台の排水口は水をためるための栓をし、オーバーフロー用の穴も

養生テープでふさいで帰るようにしました。ありあわせのものだったので色が目立つのはご愛敬。その後、白いものに張り替えました。「これでは、水を溜めすぎたときにあふれるではないか」と言われそうですが、水は溜めないのでOKです👌 水を溜める場合は、網戸の網などをテープで張っておいても良いかもしれません。

さらに、玄関ドアや、屋内のドアの下部に、ケバケバのついた防虫・隙間風防止のテープを貼り付けました。

わかりにくいですが、このような商品です。


全体の数もだいぶ減ったのですが、まだ1~2か月おいて忘忙庵に行くと、床に絶命したカマドウマが10匹ぐらいはいます。たまに、ご存命のカマドウマさんがいた時には、フマキラーなど普通のハエ・蚊用の殺虫剤は効かないので、

ゴキブリ用冷凍殺虫剤を使って動きを止め、外に投げておきます。最近は慣れて殺虫剤も使わず、手でつまんで外に放り投げています💦 カマドウマさんは咬んだり刺したりしないので、慣れれば大丈夫です。

まだまだカマドウマさんとの闘いは続きます。

スズメバチ襲来

7年ほど前のまだまだ暑い9月のこと、金曜の夜に忘忙庵に着き一夜明けた土曜の朝、寝室の雨戸を開けると、雨戸が完全に開かず戸袋の中で「ぶぉーん!、うぃーん!!、ブーンブーン」とものすごい羽音が聞こえます。「しまった、戸袋にハチが巣をつくっていた!」っと気づき、慌てて網戸を閉めましたが、2匹だけ部屋の中に侵入して来て、そのうち一匹に腕を刺されてしまいました。

私は、ミツバチも含めて蜂に刺されたのは初めてでした。

ハチは、大きなスズメバチで、あとから調べたらキイロスズメバチでした。すぐに刺されたところを水で洗い、つまんで毒を絞りだそうとしましたが、時間がたつと刺された周辺が腫れてきてじんじんと痛みが増してきます。

仕方なく、地元の最寄りの病院の救急外来窓口に行くと、

看護師さん:「ハチに刺されたのは初めてですが?」
私:「はい初めてです」

看護師さん:「気分はいかがですか、息苦しくないですか?」
私:「じんじんと痛みが増してきます。呼吸とかは大丈夫です」

看護師さん:「それでは、皮膚科を紹介しますので、そちらに行ってください」

と、地元の皮膚科を紹介していただいたので、すぐに向かいました。ちょうど朝9時の診療開始の時間でした。

状況と、刺されたハチの写真を見せると、「初めて刺されたのなら、痛いですがそんなに心配はいりません」とのことで、念のため抗アレルギー薬と痛み止めを処方していただきました。そして最後に、
「今度刺されたときは、アナフィラキシーを起こす可能性があるので迷わず救急車を呼んでください」と言われました。

忘忙庵で刺されたら、救急車が来るまで何分かかるのだろう?  そう考えるとなかなか怖いです。
帰りに、ホームセンターでスズメバチにも効く「ハチの巣ジェット(みたいな名前のやつ」を買って帰りました。

忘忙庵に帰っても、窓の外では、戸袋やその周囲でたくさんのスズメバチがブーン、ブーンと騒ぎ立てています。まだ、雨戸とガラス戸の間にも1匹います。こいつは、殺虫剤ですぐに退治しました。

戸袋の巣はどうしよう、このままでは2度と窓を開けられません。外から行くのは、さっきお医者さんに「次に刺されたら迷わず救急車」という言葉を思い出すと、怖くて近づけません💦

なんとか撃退する方法はないものか?頭からかぶる防虫ネットを買ってくるか? 潔く業者を頼むか?と悩みました🤔

しばらく考えていましたが、「そうだ! この手がある!」
図解で示すと、次のようなやり方です。

雨戸と戸袋を上から見た図です。雨戸を少し戸袋に入れた状態で、網戸越しに雨戸と戸袋の隙間をめがけて噴射します。これなら網戸があるのでハチは入ってこれません。ジェットの勢いで、うまいこと戸袋の中に噴霧することに成功。

しばらくブンブンと騒いでいたスズメバチも次第に音がしなくなってきました。スズメバチさんごめんなさい😢

これで、なんとかスズメバチをやっつけて、あとで戸袋の中を掃除すると、まだあまり大きくはありませんが、直径20cm弱ぐらいの巣で、中には幼虫が育っていました。それ以降、戸袋の手を入れる穴には、養生テープを張っておくようにしています。

ハチとの闘いはまだまだ続きます。

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