前回からの続編です。前回の記事「実家の玄関ドアのDIY補修①」はこちらです。
さて、実家の玄関ドアが湿気を吸って組木が緩んで枠とこすれて、開け閉めがきつくなっていたのは、端面をカンナで削って、ひとまず解決しました。
いよいよ、傷んだ塗装をはがして再塗装にとりかかります。時間がかかかりそうなので、まだ、完全に日が昇らないうちから、実家に向かいました。
古い塗装をはがす
最初に、古い塗装をできるだけはがします。といっても、かなり古いドアで何回か色味の違う塗料を塗っていた上に、最近は少々手入れを怠ってかなりの痛みがあり、はがすといういうより、表面を整えると言ったほうが良い状態です。
平らなところは、サンダー(電動やすりがけ機)を使い#80のサンドペーパーで平らなところの塗料をできるだけ落とします。続いて、#120のペーパーで表面のざらざらをなくしていきます。このリョービのサンダーは、別荘のDIYでも大活躍しています。
また、彫刻のある部分は、やすりがけをしていると、何日かかるかわからないので、やむなく固く絞った濡れ雑巾でたまった汚れを落とすレベルにしました。サンドペーパーをかけた部分も、雑巾で拭き上げてきれいにし、乾燥を待ちます。冬場は空気が乾燥しているので、乾燥は早いですね。
ケルヒャーで、ざっとひと吹きしたいところでしたが、乾燥させるのにまた時間がかかるので、ここでは省略です。
養生
ドア塗装に取り掛かる前に、ドア枠に色を入れていきます。
ドア部分とドア枠の周りを、粘着テープがついた養生シートで養生していきます。結構時間がかかるんですね、これが。
まずは枠部分を塗るため、ドア部の養生ができました。
塗装の仕上がりは、7割ぐらい養生にかかっているのではないかと思います。
塗料を用意すると、つい、早く塗ってみたくなってしまいますが、はやる心をおさえつつ丁寧にやらないと、取り返しのつかないはみ出しになったり、周りを汚してしまったりします。今までのDIYでもこの手の失敗は数知れず💦
ドア枠のオイルステインでの色入れ
いよいよオイルステインで塗装開始です ❕
枠は、キシラデコールの”オリーブ”を使いました。
オイルステインでの色入れは、下地の色が結構出るので、ペンキなどとちがって、色はそこそこ合っていればなんとかなりました。ただ、オイルがしみこまないほどしっかり塗られた塗料や、水性塗料で塗られた部分は、相性が良くないそうです。
色合わせはそこそこで
塗料の色合わせですが、素人DIYの場合、
・予算上、いろいろな色を買って調合するのは大変
・調合も、どんな色をどれだけ混ぜるか? 見当もつかない
・塗料は、塗った直後と乾いたあとでは、色味が結構変わる
などの理由で、ほぼ不可能です。でも、オイルステインで色を入れて、仕上げはクリアのウレタンニスを塗るという方法なら、色合わせは細かく神経を使わなくてもそこそこの色が出て、下地の木目を活かした塗装をすることができるのでやりやすいかと思います。
全体を塗り終わったら、乾燥を待ちます。
ドア部のオイルステインでの色入れ
続いて、ドアの色入れにとりかかります。
最初は養生です。ドアノブ、
ドアノッカー、ドアスコープと進めていきます。
「ピンポーン♪」があるので、ドアノッカーは誰も使わないですね。
いよいよ、いよいよオイルステイン塗りにとりかかります。
塗装では、一番たのしい工程ですね。ハケでぬりぬりします。
楽しい工程もあっという間に終わりました。
ドアに使用したのは、こちらもキシラデコールで色は「カスタニ」です。もう少し赤みがあると良かったのですが、「マホガニー」では赤が強過ぎになりそうだし…。色合わせは難しいですね。
まだ、しっとりしています。お昼ご飯を食べながら、乾燥を待ちます。
3時間ほど乾燥を待ちます。
耐久性を上げるため、もう1回オイルステインを重ね塗りしました。オイルステインが乾いてくると、だいぶ色が落ち着いてきます。ほんとうは、もう少し赤っぽい色を狙っていたのですが…
今日は、もう日が傾いてきたので、ウレタンニスの仕上げは、別の日にやることしします。
続きは次回のブログで紹介します。
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