ソウルの仁川国際空港での乗り継ぎ時間は2時間ちょっと。アシアナ航空のビジネスクラスラウンジでお茶だけをいただき、一息ついたら、搭乗時間17:50になりました。
最初の機内食はディナーです。
アシアナ航空 B777-200ERのシート回り
OZ272便の機材は、ボーイング777-200ERでした。ビジネスクラスの座席は、スタッガードタイプで、

前後間隔はややコンパクトながら、足元が広くフルフラットになるシートです。

シートの上には枕と厚手のブランケット、

サイドテーブルには、ヘッドホンと水、AIGNERブランドのアメニティーが用意されていました。モニターサイズは15.4インチで、

全席の背もたれの部分に、大きめのテーブルが収納されています。ひじ掛けの横にはシートコントロールスイッチのパネルとエンターテイメントのリモコンがあります。

少し古いタイプのものでしたが、日系の航空会社と同じく清掃が行き届いていてきれいでした。
機内食メニュー(ドリンク)
ソウルを飛び立ち水平飛行に移ると、ほどなく機内食のメニューが配られました。
私たち夫婦はお酒を飲みませんが、いつものようにお酒好きの読者のために、ドリンク類から紹介します。
シャンパンと白ワインです。

左のページのシャンパンはフランスのパルメ・ブリュット・レゼルヴ。シャンパーニュー地方のパルメのフラッグシップだそうです。
そして、右ページの白ワインは、パル・ムドゥ・プルミエ・クリュ2023。ブルゴーニュワインです。そしてもう1つの白ワインは、シュロス・フォルラッズ・リースリング2023というドイツワインで、フォルラッズ城は世界最古のワイナリーとして知られているそうです。きっと、由緒正しい白ワインなんでしょうね。
そして、赤ワインとデザートワインです。赤ワインは、
フランス、ジゴンダスのクロ・デュ・ボワ・ド・マンジュ・ジゴンダス2021年と、ウェンテ・サウザン・ヒルズ・カベルネ・ソーヴィニヨンというカリフォルニアワインです。ウエンテ・ワイナリーもアメリカ最古の家族経営ワイナリーと言われているそうです。

右側のページは、デザートワインです。
上のテイラーズ20年 トウニーポートは、その名のとおり20年熟成されたポルトガル・ポートワインだそうです。1本1万円ぐらいするようですね。
下のもうひとつは、オーストリアワインのニットナウス・トロッケン・ベーレン・アウスレーゼ・エスクイジット。トロッケン・ベーレン・アウスレーゼ
トロッケン・ベーレン・アウスレーゼとは、いわゆる貴腐ワインの最高ランクの格付けを表しているとのこと。きっと甘口で、食後にぴったりなんでしょう。なかなか魅力的なラインナップです。
シャンパンもワインも全く知識がありませんが、がんばってネットで調べました。
こちらはカクテルのメニューです。

スクリュードライバーやブラディーマリーなど定番のラインナップです。
その他のお酒とノンアルドリンクです。

ビールや、韓国のお酒「韓山素麯酒(ハンサン・ソゴクチュ)」、ジュースにコーヒー、紅茶などです。
機内食メニュー(ディナー)
そして、お楽しみの食事メニューです。ソウルーシアトル線なので、日本語はありません💦

洋食の前菜が、ハモン・イベリコの生ハムサラダカリフラワーソース添え、メインは牛テンダロインステーキグリル黒トリュフソース添え、または、ヒラメのグリル、チュミチュリソース、または、韓国風コチュジャン風味のスパイシーローストダック、チンゲン菜・ニンジン・ごはん添えとあります。3つ目はいわゆる生野菜でお肉やご飯を包んで食べる「サムパブ」ですね。英語メニューからは全く想像できません。
チュミチュリソースは、アルゼンチン料理のソースで、パセリやニンニク、オリーブオイルなどから作られるものだそうです。
また、フライト中いつでも、リフレッシュメントとして、ローストビーフのサンドイッチ、季節のフルーツ、韓国ラーメン(辛ラーメンです)、どんぐりのゼリースープ?などを食べることもできます。
肉大好きな私は、牛ステーキをお願いしました。
最初に、サラダが運ばれてきました。

グリーンサラダにイベリコ豚の生ハム、ドライイチジクなどが添えられていました。パンはCAさんがバスケットに入れて持ってきたものの中から選ぶ方式。私はガーリックトーストをいただきました。

サラダを食べ終えると、メインが運ばれてきました。

お皿いっぱいの牛ステーキに、マッシュポテトと黒トリュフの香りの効いたソース、ミニトマトとアスパラガスが添えられています。デミグラスソースが別添えになっているのもグッドポイント。私は、牛肉はソースより塩コショウで食べるのが好きなので、この方式がありがたいです。
肉の焼き加減は、ほんのりピンクが残るミディアムレア。ばっちりです。

デミグラスソースの下から、ニンニクが2かけでてきました💛 これもうれしい付け合わせです。お肉も柔らかく、ボリュームもたっぷりでとても満足のいくディナーになりました。
妻は、韓国料理のサムパブを選びました。レタスやえごまの葉など生の青菜の葉っぱに、焼き肉やごはん、辛味噌などを載せ巻いて食べる韓国の定番料理です。たっぷりのキムチもついていました。

左のお皿は、野菜がビニールシートに包まれており、広げると、

葉物野菜とニンジン、青唐辛子が入っていて、ここにごはんとローストダックをのせ、辛みそを少し載せて包んで食べると、とてもおいしいのは知っていましたが、私はいつもステーキの誘惑に負けてしまいます。
続いて、デザートでは、チーズプレートを選びました。

塩味の強い大ぶりのブルーチーズで、のどが渇きそうでしたが完食。
妻は、デザートにフルーツと、

ラズベリー・チョコレート・ファッジをお願いしたようです。

サムパブが軽めだったので、しっかりデザートまでいただいていました。
お腹もいっぱいになり、フルフラットにして、ちょっと休むことにしました。OZ272便は、ソウル発18:20でシアトル着が12:45。ディナーのあとはちょうど就寝時間近くなり、よく寝られるので、体に優しい時間帯のフライトです。
途中、周りからカップラーメンの辛ラーメンのいい匂いがして、ちょっと目が覚めました。アシアナ航空の長距離線は、中間食でスナックとして、サンドイッチやカップラーメン(辛ラーメン)のサービスもあり、韓国の方はみな好んで辛ラーメンを食べています。ビジネスクラスでは、ちゃんと陶器のどんぶりに移してサービスされます。
このころ、ちょうど日付変更線のあたり。

窓からは北斗七星がくっきりとよく見えていました。

夏なのでひしゃくが上を向いています。
カップ麺の誘惑より眠気が勝り、4時間ほど寝たでしょうか。シアトル到着の2時間ほど前になり、機内が明るくなり、朝食のサービスが始まりました。
到着前の機内食メニュー(朝食)

シアトルへの到着は、お昼の12:45ですが2度目の機内食は朝食の扱いでした。内容は、フルーツとヨーグルトに、メインは、和牛ボロネーゼクレープまたはコルビージャック・チーズオムレツ(コルビージャックはチーズの種類)または、ペリラシード・チキン・ポリッジ(エゴマの種入り鶏粥)でした。
和牛のクレープにちょっとひかれたのですが、1食目でステーキを食べていたので、せっかくアシアナ航空なので韓国料理らしいものと思いお粥をチョイスしました。
最初にフルーツが提供されました。

お粥なのですが、つい、パンももらってしまいました。
アシアナ航空やシンガポール航空では、到着前の2度目の機内食は、たいてい最初にフルーツが出てきます。海外では普通の感覚なのかもしれません。私的には、フルーツは食後に食べたいなと思うので、そうお願いすればよいのですが、最初に有無を言わせずさっさと配られるので、お皿を置かれてしまうとなかなか「フルーツはあとで」と言い出しにくくなってしまいます。
そして、メインです。

あれ?四角いお皿がお粥で埋まっています。蒸し鶏が載っていますが、あまりにもさびしいものでした。ごま油が香り鶏出汁がよく効いた韓国らしい味わいでしたが、「これなら和牛のクレープにしておけばよかった」と後悔。
妻は、チーズオムレツを選んでいました。

オムレツでもよかった💦
シアトル到着
朝食を終えるころには、もうシアトル間近まで迫っていました。

ちょうど、機の南側「オリンピック山脈」と書いてある半島全体が、今回の目的地、オリンピック国立公園です。
次回からは、レンタカーでのオリンピック国立公園ドライブの様子を紹介します。
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