忘忙庵の屋根の手入れと日用品の補修DIY

DIY

7月の連休では、忘忙庵の手入などもやりました。

忘忙庵は屋根の補修塗装をしてから、冬を6回越しています。毎年秋には、カラマツが葉を落とし大量の松葉が屋根に落ちます。そのうちの大半はそのまま風に吹かれたり、雪などと一緒に屋根から下に落ちます。家の前にはベランダがあるので、春に小屋開けに行くと大量の松葉がベランダのブルーシートに落ちています。

小屋開けの様子は以前のブログで紹介しています

それだけならいいのですが、寄棟づくりの忘忙庵では屋根の合わせ目のところに落ちなかった松葉がだんだんたまってきます。そうすると、何年かすると松葉が朽ちて土になり、そこへ松ぼっくりから種が落ち、芽を出して松の木が生えてきます。以前、屋根の上の松が15cmほどに育っていました。残念ながら写真が見つかりませんでしたが、ベランダなどでも、木材が朽ちてきてできた隙間にも、松がかわいい芽を出したりします。

屋根の松葉おろし

松の木が生えた時は、土となった松葉ごと落としましたが、今回も屋根を見ると、だいぶ松葉がたまっていました。

家の後ろ側でです
ベランダ側です

これも、放っておくと、また、土になって草や木が生えてくるので、落とすことにしました。

どうやって?

その辺の材料で道具を作る

忘忙庵の屋根は急なので、危なくて上には上がれません。そこで道具が必要になります。でもホームセンターに行っても「屋根の松葉落とし」なんていう道具は売っていません。そこで、道具から作ります。先は長いです。

伸び伸びになってじゃまになり切った木や、落とした枝がたくさんあるので、その中から適当な長さと形のものを選んで、シュロ縄で縛って4mほどのカギ付き棒をつくります。これを使って、先端のカギに松葉をひっかけてまとめて引き落とそうという算段です。

このように、木の枝をひもで縛ってつないでいきます。

全長5m近い鈎付き棒ができました。

少しでも上まで届くよう、脚立にのって先端を屋根の上にあげ、松葉の向こう側に下ろして引っ張っていくと、松葉がかたまって落ちてきます。

後ろ側と、

前側も

格闘すること30分ほど、かなりの部分の松葉を引き落とすことができました。でも、まだうまく引掛けられなかったところが屋根の上に残っています。

仕上げはケルヒャー

そこで高圧洗浄機ケルヒャーの登場です。

ケルヒャーを準備し、脚立に乗って、残った松葉めがけて吹き付けると、手前のほうは吹き飛んで、奥のほうは、水が流れてきたところはなんとか流れ落ちました。高圧洗浄の水の届く距離にも限界があるので、完全にさっぱりとはいきませんが、大部分は落とすことができました。

この後、夕立などで、大量の雨が降れば、もう少しきれいになるかもしれません。

真空保温マグの補修

これは忘忙庵に直接の関係はない話ですが、皆さんは、職場での飲み物はどうされていますか? 

私は、真空保温ボトルに熱いコーヒーや、夏の暑いときは氷水を入れて、職場に持って行っています。

私が使っているのは、台湾のスタバでかなり前に売られていた”バンブーシリーズ”というもので、太さや容量が通勤カバンに入れて歩くのにちょうどいいサイズなので、愛用しています。ところが、長年使っているうちに、塗装が剥げてきて、まだらに下地のステンレスが見えてくるようになり、そのたびに、黒いラッカースプレーで上塗りして補修していました。

でも、すぐにぽろぽろとラッカーがはがれてきてしまいます。

今年も、また、塗装の剥げが目立ってきたので、塗装作業を周囲の汚れを気にせずできる忘忙庵で補修塗装をやろうと思い、本体と塗料を持って行きました。

まず、塗装が剥げてきたところを、硬いプラスチックのへらや、セロテープを張って剝がすなどして、できるだけ古い塗装をはがします。

そして、金属部分直接ラッカースプレーでは、塗料が密着しないので、「プライマー」と呼ばれる下塗り塗料を使います。
こちらです(左側)

これを金属に下塗りしてから、ラッカー塗料などで仕上げれば、密着性が良くなるということでした。右側のラッカースプレーはダイソーで買ってきました。

まず、口元のねじのところや、ボトルの内部に塗料が入らないよう、セロテープと新聞紙でマスキングをします。スタバのロゴのところも、セロテープでマスキングしました。

そして、まず、プライマーをぬります。

プライマーは、夏場で3時間以上しっかり乾燥させる必要があるそうです。塗膜を安定させるために3時間乾燥させてから、もう一度重ね塗りします。

待ち時間には燻製づくり

3時間も待つのなら、燻製づくりをやりましょう。今回は、チーズと玉子です。

チーズは、普通のプロセスチーズと、カマンベール入りを用意しました。燻家にセットします。

スモークチップに火をつけて

燻家にセットして、煙が立てばあとは3時間待つだけ

なんだか、いろいろ、待つことばかりになってしまいました💦

仕上げ塗装

さらに3時間乾燥させてから、黒の艶消しラッカーで仕上げをします。

ラッカーはプライマーの塗膜に完全に一体になるので、厚塗りの必要はなく、下地が見えなくなればOKです。

写真は、まだ乾いていないので、段差が目立ちますが、乾燥すると目立たなくなりました。

塗装作業そのものは、1分×3回で3分ほどですが、古い塗装はがしに30分ほど、乾燥3時間×3回など、一日がかりの作業になってしまいます。

塗装作業は、いつも足の長~い工程になりますね。以前、実家の玄関ドアの補修塗装をやりましたが、どのときのことは以前のブログで紹介しています。

マンションのバルコニーなどでは、周囲を汚さぬよう、広い範囲を養生しなければなりませんが、それでも、手すり、壁、窓ガラス、エアコン室外機などを汚す不安があります。

忘忙庵では、周りが汚れるなどということは、あまり気にせず外で塗装作業ができので、DIY向きです。

仕上げ塗りが乾くころには、燻製も完成です。

卵は、蓋にあたっていたところに、印がついてしまいました💦

でも、おいしそう。

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